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自分の信用情報は、自分で確認できる
「ローンの審査に通るか不安」「過去の延滞が、まだ記録に残っているのだろうか」「自分はブラックリストに載っているのか」――こうした疑問を抱えながら、もやもやしている方は少なくありません。とくに、家を買おうとして住宅ローンを検討しはじめたときや、カードを作り直したいとき、過去のお金の問題がふと頭をよぎって、不安になることがあります。実は、こうした不安は、ある手続きをすれば、自分自身ではっきりと確かめられます。それが信用情報の開示請求です。
信用情報の開示請求とは、自分の借入やクレジットの利用状況、いわゆる事故情報が登録されていないかなどを、信用情報を管理している機関に求めて確認する手続きです。難しそうに聞こえるかもしれませんが、やり方はそれほど複雑ではなく、手数料も数百円から千円程度で済みます。自宅にいながらインターネットでできる方法もあります。
この記事では、信用情報とは何か、どの機関に開示請求すればよいのか、具体的なやり方や必要なもの、開示された情報のどこを見ればよいのか、そして事故情報がいつ消えるのかまで、わかりやすく説明していきます。自分の状態を正しく知ることは、これからの行動を決めるうえで、大きな助けになります。
不安というのは、たいてい「実際のところがわからない」ことから生まれます。自分の信用情報がどうなっているか見えないままだと、「もしかしたら審査に通らないかも」「まだ記録が残っているかも」と、悪いほうへ悪いほうへと想像してしまいがちです。けれども、開示請求で事実さえはっきりすれば、その多くは解消されます。「思っていたより問題なかった」と安心できることもあれば、「やはり記録が残っていた」とわかって、次の手を打てることもあります。どちらにしても、漠然とした不安を抱え続けるより、ずっと前向きです。自分の信用情報を知ることは、決して怖いことではなく、これからを考えるための第一歩なのです。
そもそも信用情報とは何か
開示請求の話に入る前に、まず「信用情報」とは何かを押さえておきましょう。これがわかると、なぜ開示請求が役に立つのか、その意味がぐっと見えてきます。
お金まわりの記録が集まったもの
信用情報とは、あなたがいつ・どこから・いくら借りているか、毎月の返済が順調に行われているか、過去に延滞や債務整理がなかったか、といった、お金の借り入れに関する記録のことです。クレジットカードを作ったり、ローンを組んだりすると、その情報が信用情報として登録されていきます。いわば、あなたのお金まわりの信用を示す通信簿のようなものです。ここで大切なのは、信用情報は、誰かが勝手に評価を書き込んでいるわけではない、ということです。記録されるのは、あくまで実際の借入や返済の事実です。きちんと返していれば、その良好な履歴が積み重なっていきますし、延滞があれば、その事実が記録されます。つまり、信用情報は、これまでのお金との付き合い方が、そのまま映し出されたものだといえます。
審査のときに参照される
金融機関やクレジット会社は、お金を貸したりカードを発行したりするとき、必ずこの信用情報を確認します。そこに延滞や債務整理の記録があると、「この人にお金を貸して大丈夫か」という審査で、慎重な判断をされることになります。つまり、信用情報の中身が、ローンやカードの審査に直接影響するのです。だからこそ、自分の信用情報がどうなっているかを知ることには、大きな意味があります。審査に通るかどうかは、申し込んでみるまでわからない、と思っている方が多いかもしれません。しかし、審査で見られる信用情報を自分で先に確認しておけば、通りそうかどうか、ある程度の見当をつけられます。いわば、試験を受ける前に、採点で見られるポイントを自分でチェックできる、ということです。
「ブラックリストに載っているかも」と心配している方も、実際にどうなのかは、信用情報を見てみないとわかりません。漠然と不安を抱えるより、開示請求で事実を確かめてしまうほうが、ずっと建設的です。事実がわかれば、それに合わせて次の行動を決められます。問題がなければ安心して前に進めますし、問題があってもその対処を考えられます。どちらに転んでも、確かめることには意味があるのです。
日本にある三つの信用情報機関
信用情報を管理している機関は、日本に三つあります。それぞれ加盟している会社が異なるため、どの機関に開示請求すればよいかは、確認したい内容によって変わってきます。まずは、この三つがどう違うのかを知っておくと、自分がどこに請求すればよいか判断しやすくなります。
三つの機関の特徴
三つの信用情報機関は、それぞれ得意とする分野があります。クレジットカード会社が多く加盟しているところ、消費者金融が多く加盟しているところ、銀行が加盟しているところ、というように、加盟する会社の種類に違いがあるのです。自分がどこから借りていたか、どのカードを使っていたかによって、どの機関に情報があるかが変わります。なぜ三つに分かれているかというと、もともと、クレジット業界、消費者金融業界、銀行業界が、それぞれ別々に信用情報の仕組みを作ってきたという歴史があるからです。そのため、一つの機関にすべての情報が集まっているわけではなく、自分の取引相手がどの業界に属するかによって、情報の在りかが変わってきます。とはいえ、これら三つの機関は、深刻な事故情報については一部を共有する仕組みも持っているため、一つの機関で大きな問題が見つかれば、ほかの機関でも記録されている可能性が高い、という関係にあります。
| 機関 | 主に加盟している会社 |
|---|---|
| CIC | クレジットカード会社・信販会社など |
| JICC | 消費者金融・信販会社など |
| KSC | 銀行・信用金庫など |
心配なら三つすべてを確認する
自分の情報がどの機関にあるか、はっきりしない場合もあります。クレジットカードも消費者金融も銀行ローンも利用していたなら、情報は複数の機関に分かれていることになります。確実に全体像をつかみたいなら、三つの機関すべてに開示請求をするのが安心です。それぞれ別々に手続きする必要がありますが、自分の信用情報を漏れなく把握できます。とくに、住宅ローンのような大きな審査を控えている場合は、三つすべてを確認しておくと万全です。一つの機関だけを見て安心していたら、別の機関に事故情報が残っていた、ということもありえます。手数料は機関ごとにかかりますが、それぞれ千円程度ですので、三つ合わせても大きな負担にはなりません。安心料と考えれば、確認しておく価値は十分にあります。
自分の情報がどこにあるかわからなくても、まずは思い当たる機関から確認を始めれば十分です。一つ確認すれば、信用情報がどういうものか感覚もつかめてきます。
開示請求の具体的なやり方
信用情報の中身がわかったところで、では実際にどうやって開示請求をするのでしょうか。方法はいくつかあり、自分に合ったやり方を選べます。難しく身構える必要はありません。
インターネット・郵送・窓口
多くの信用情報機関では、開示請求の方法として、インターネット、郵送、そして窓口での手続きが用意されています。インターネットなら、スマートフォンやパソコンから手続きでき、比較的早く結果を確認できます。郵送は、必要書類をそろえて送る方法で、手元に書面で結果が届きます。それぞれ手順や手数料が少しずつ異なるため、自分にとってやりやすい方法を選ぶとよいでしょう。手軽さを重視するなら、インターネットでの請求がおすすめです。スマートフォンから申し込んで、その日のうちに結果を確認できることもあります。一方、画面の操作が苦手な方や、書面でじっくり確認したい方には、郵送のほうが向いているかもしれません。窓口がある機関なら、直接出向いて手続きすることもできます。どの方法でも、確認できる情報の中身は基本的に同じですので、自分が使いやすい方法を選べば問題ありません。なお、機関によって用意されている方法が異なることもあるため、請求する前に、その機関の案内を確認しておくと確実です。
必要なものと手数料
開示請求には、本人確認のための書類が必要です。運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を用意します。手数料は、方法によって異なりますが、おおむね数百円から千円程度です。インターネットの場合はクレジットカード払いなどで、郵送の場合は定額小為替などで支払うのが一般的です。手続き自体は、本人確認さえできれば、それほど難しいものではありません。本人確認が求められるのは、信用情報がきわめて重要な個人情報だからです。他人が勝手に見られてしまっては大変ですから、本当に本人からの請求かどうかを、書類でしっかり確かめる仕組みになっています。逆にいえば、本人確認の書類さえ用意できれば、誰でも自分の信用情報を確認できる、ということです。費用も千円程度と、決して高いものではありません。自分の状態を知るための手間としては、十分に手ごろだといえるでしょう。
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開示された信用情報のどこを見るか
開示請求をすると、自分の信用情報が記載された書面やデータを受け取れます。けれども、専門用語が並んでいて、どこを見ればよいのか戸惑うかもしれません。はじめて見ると、見慣れない記号や項目が多く、難しく感じるものです。けれども、見るべきポイントは限られています。ここを押さえておけば、必要な情報は読み取れます。
返済状況の記号を確認する
信用情報には、毎月の返済がきちんと行われたかどうかが、記号などで記録されています。順調に返済できていれば問題ありませんが、延滞があった月には、それを示す記録が残ります。この返済状況の欄を見れば、過去に延滞があったかどうか、それがいつのことだったかがわかります。まずはここを確認するのが基本です。返済状況は、月ごとに記号で示されていることが多く、きちんと入金されたのか、遅れたのか、入金がなかったのか、といったことが一目でわかるようになっています。開示された書面には、その記号が何を意味するのかの説明も付いていることが一般的なので、それを見ながら確認すれば、専門知識がなくても読み取れます。何か月も続けて延滞を示す記号が並んでいると、それが事故情報につながっている可能性がある、と考えられます。
事故情報の有無を確認する
もっとも気になるのが、いわゆる事故情報でしょう。延滞が長く続いたり、債務整理をしたりすると、その情報が登録されます。これが、俗に「ブラックリストに載る」と言われる状態です。開示された信用情報に、こうした事故情報が記載されているかどうかを確認することで、自分が今どういう状態にあるのかが、はっきりわかります。記載がなければ、事故情報は登録されていない、ということになります。「ブラックリスト」という名前のリストがどこかにあるわけではなく、信用情報にこうした事故情報が登録された状態を、そう呼んでいるにすぎません。だからこそ、自分がその状態にあるかどうかは、信用情報を実際に見れば判断できます。漠然と「ブラックかもしれない」と恐れるのではなく、開示請求ではっきりさせてしまえば、事実にもとづいて落ち着いて対応できるようになります。記載があれば、いつ消えるのかを確認して待つこともできますし、原因の借金を整理するという道もあります。
開示された情報の見方がわからないときは、専門家に確認してもらうこともできます。とくに、事故情報が登録されている場合や、債務整理を検討している場合は、その記録をどう読み解くかが、今後の方針を決めるうえで重要になります。一人で判断に迷ったら、相談してみるとよいでしょう。専門家は、信用情報を見れば、その人がどのような状況にあり、どの手続きが向いているかを判断できます。たとえば、複数の借金で延滞が記録されているなら、その整理の方法を一緒に考えてくれます。自分では読み取りにくい情報も、専門家の目を通せば、今後の見通しが立てやすくなります。
事故情報はいつ消える?登録期間の目安
事故情報が登録されていたとしても、それが一生残るわけではありません。一定の期間が過ぎれば、記録は消えていきます。「一度ブラックになったら、もう二度とローンは組めない」と思い込んでいる方もいますが、それは誤解です。気になる登録期間の目安を見ておきましょう。
おおむね五年から七年が目安
延滞や債務整理などの事故情報は、手続きの種類や信用情報機関によって異なりますが、おおむね五年から七年で消えるのが目安です。期間が過ぎて記録が消えれば、その情報を理由に審査で不利になることはなくなり、また通常どおりローンやカードの審査を受けられるようになります。「ブラックリストに載る」と言われる状態も、永久に続くわけではないのです。たとえば、延滞を解消して完済した場合と、自己破産をした場合とでは、記録が残る期間が違うことがあります。また、同じ事故情報でも、登録している信用情報機関によって期間が異なることもあります。正確な期間は一概にはいえませんが、おおよそ五年から七年というのが、ひとつの目安になります。大切なのは、「いつかは必ず消える」ということです。今は審査に通らなくても、時間が経てば、また借入やカード作成ができるようになります。事故情報があるからといって、将来にわたってずっと不利になり続けるわけではない、と知っておくだけでも、気持ちが少し楽になるのではないでしょうか。
消えたかどうかは開示請求で確認できる
自分の事故情報が、まだ残っているのか、それとも消えたのかは、まさに開示請求で確認できます。「そろそろ消えているはず」と思っても、実際に消えているかは、見てみないとわかりません。ローンやカードを申し込む前に開示請求をして、事故情報が消えていることを確かめておけば、安心して手続きに進めます。逆に、まだ残っているとわかれば、消えるのを待ってから申し込む、という判断もできます。記録が消える時期を自分で正確に計算するのは、意外と難しいものです。起算点となる日付があいまいだったり、機関ごとに期間が違ったりするからです。だからこそ、申し込みのタイミングを見計らうためにも、開示請求で実際の状態を確かめるのが確実です。あと少しで消えるとわかれば、それまで待つという選択もできますし、すでに消えていれば、すぐに申し込んで問題ありません。
事故情報が登録されている原因が、まだ返済が終わっていない借金にあるなら、その借金自体を解決することが先決になることもあります。状況によっては、債務整理によって借金そのものを整理し、生活を立て直すことを検討したほうがよい場合もあります。事故情報が消えるのを、ただ待つというのも一つの考え方です。しかし、その原因となっている借金の返済に苦しんでいるなら、待っているあいだも負担は続きます。それなら、借金そのものを整理して、根本から楽になるという選択も検討する価値があります。どちらがよいかは、借金の状況や、これからの生活設計によって変わります。一人で悩まず、専門家に相談して、自分に合った方法を見つけるとよいでしょう。
開示請求はこんなときに役立つ
信用情報の開示請求は、これまで見てきた審査前の確認だけでなく、さまざまな場面で役に立ちます。どんなときに活用できるのか、あらためて具体的に見ておきましょう。
住宅ローンなど大きな審査の前に
信用情報の開示請求が、どんな場面で具体的に役立つのか、いくつか挙げてみましょう。まず、住宅ローンや自動車ローンなど、大きな金額の審査を控えているときは、事前に開示請求をしておくと安心です。過去の延滞や事故情報が残っていないかを確認しておけば、審査に落ちる原因を前もって把握できます。もし問題があれば、その対処を考えてから申し込むことができ、無駄に審査に落ちて記録を残すことも避けられます。実は、ローンやカードの審査に申し込んで落ちると、その「申し込んで審査を受けた」という事実自体も、一定期間、信用情報に記録されます。短期間に何度も申し込んで落ちると、その記録が重なり、かえって審査で不利になることもあるのです。だからこそ、やみくもに申し込む前に、まず自分の信用情報を確認しておくことが大切になります。事前の確認は、遠回りのようでいて、実は無駄足を避ける近道なのです。
身に覚えのない情報がないか確認する
まれに、身に覚えのない借入やカードの記録が、信用情報に登録されていることがあります。これは、第三者に名前を使われてしまっているなどの可能性も考えられます。開示請求で自分の信用情報を確認すれば、こうした不審な記録に早く気づくことができます。自分の情報を守るという意味でも、開示請求は役立つのです。もし身に覚えのない記録が見つかった場合は、その情報を登録した会社や信用情報機関に問い合わせて、事実を確認することになります。早く気づければ、それだけ早く対処でき、被害が広がるのを防げます。定期的に自分の信用情報を確認しておくことは、こうしたトラブルから身を守る、ひとつの備えにもなります。
このように、開示請求は、不安の解消だけでなく、トラブルの早期発見にも役立ちます。自分のお金まわりの状態を正確に知っておくことは、これからの生活を守るうえで、大きな安心につながります。一度やり方を覚えてしまえば、必要なときにいつでも確認できます。大きな買い物や契約の前に、自分の信用情報をチェックする習慣をつけておくと、思わぬつまずきを避けられるでしょう。
信用情報の開示請求に関するよくある質問
開示請求をすると、審査に不利になりませんか?
自分で自分の信用情報を開示請求すること自体は、審査に影響しません。開示請求をした記録が、マイナス情報として扱われることはないので、安心して請求できます。むしろ、自分の状態を把握したうえで申し込むほうが、無駄に審査に落ちることを避けられます。気になっているなら、ためらわず確認するとよいでしょう。たまに、「自分の信用情報を見ると、それ自体が記録に残って不利になるのでは」と心配する方がいますが、それは誤解です。本人が自分の情報を確認するのは当然の権利であり、それによって評価が下がることはありません。安心して活用してください。
三つの機関のうち、どこに請求すればよいですか?
確認したい内容によります。クレジットカードの利用状況を知りたいならクレジット系の機関、消費者金融からの借入を確認したいなら消費者金融が多く加盟する機関、銀行ローンを確認したいなら銀行系の機関、というように分かれます。どこに情報があるかはっきりしない場合や、全体像を漏れなくつかみたい場合は、三つすべてに請求するのが確実です。とくに、過去にいろいろな種類の借入をしてきた方は、情報が分散している可能性が高いので、三つそろえて確認しておくと安心です。
事故情報が登録されていたら、もう何もできませんか?
そんなことはありません。事故情報は一定期間で消えますし、その間にできることもあります。たとえば、まだ返済中の借金が原因なら、債務整理でその借金を整理することができます。また、期間が過ぎて事故情報が消えれば、また通常どおり審査を受けられます。事故情報があるとわかっても、悲観する必要はありません。状況に応じた対処法があります。むしろ、事故情報があると正確に把握できたことは、前向きにとらえるべきことです。状況がわかれば、いつまで待てばよいのか、どう対処すればよいのかを、具体的に考えられるからです。わからないまま不安を抱えているより、ずっと先に進めます。
家族の信用情報を、代わりに開示請求できますか?
信用情報の開示請求は、原則として本人が行うものです。家族であっても、勝手に他人の信用情報を開示請求することはできません。ただし、本人が亡くなった場合に、相続人が手続きをできることはあります。また、本人から委任を受ければ、代理で請求できる場合もあります。具体的な手続きは、各機関の案内を確認するとよいでしょう。
開示請求の結果は、どれくらいで届きますか?
方法によって異なります。インターネットでの請求なら、比較的早く結果を確認できることが多いです。郵送の場合は、書類のやり取りに時間がかかるため、結果が届くまで数日から一週間ほどみておくとよいでしょう。急いで確認したい場合は、インターネットや窓口での請求を選ぶと、早く結果を得られます。
開示された情報の見方がわからないときは、どうすればよいですか?
開示される書面には、記号の意味などの説明が付いていることが一般的なので、それを見ながら確認すれば、ある程度は読み取れます。それでもわかりにくい場合や、事故情報があって今後の対応に迷う場合は、専門家に確認してもらうとよいでしょう。とくに債務整理を検討している場合は、信用情報の状態をふまえて方針を決めることになるため、専門家に見てもらう意味は大きいといえます。
事故情報は、完済すればすぐに消えますか?
完済しても、事故情報がただちに消えるわけではありません。延滞などの記録は、完済した後も、一定の期間が経つまでは残るのが一般的です。ただ、完済という事実自体は記録され、その時点から消えるまでの期間がカウントされていきます。完済したのに記録が残っていることに驚く方もいますが、これは通常のことです。正確にいつ消えるかは、開示請求で確認するのが確実です。
過去に債務整理をしました。その記録も開示請求でわかりますか?
はい、過去に任意整理や個人再生、自己破産といった債務整理をした場合、その情報も信用情報に登録されており、開示請求で確認できます。どの手続きをしたかによって、記録の残り方が変わることもあります。債務整理の記録も、一定期間が過ぎれば消えます。自分の債務整理の記録がいつ消えるのかを知りたい場合も、開示請求が役立ちます。記録が消えていれば、また通常どおりローンやカードの審査を受けられるようになります。
まとめ――まずは自分の信用情報を知ることから
信用情報の開示請求とは、自分の借入や返済の状況、事故情報の有無などを、信用情報機関に求めて確認する手続きです。日本にはCIC、JICC、KSCという三つの機関があり、それぞれ加盟している会社が異なります。確認したい内容に応じて請求先を選び、全体像を漏れなくつかみたいなら三つすべてに請求するのが確実です。手続きはインターネット・郵送・窓口から選べ、本人確認書類と数百円から千円程度の手数料があればできます。
開示された情報では、毎月の返済状況や、事故情報が登録されていないかを確認します。事故情報は、おおむね五年から七年で消えるのが目安で、消えたかどうかも開示請求で確かめられます。ローンやカードの審査を控えているなら、事前に開示請求をしておくことで、無駄に審査に落ちることを避けられ、安心して手続きに進めます。「ブラックリストに載っているかも」と漠然と不安を抱えるより、まずは自分の信用情報を確認して、事実をはっきりさせることが、これからの行動を決める第一歩になります。もし事故情報の原因が返済中の借金にあるなら、その借金の整理から始めることも、生活を立て直す有力な選択肢です。自分の状態を知ることが、解決への確かな出発点になります。
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2万円
※ 簡易計算です。任意整理は弁護士・司法書士が交渉し将来利息のカット等を行うもので、実際の減額幅は借入先・返済状況により異なります。個人再生・自己破産では更に大きな減額が可能な場合があります。
