群馬県で法律相談できる弁護士をお探しの方へ
2024年10月12日時点で、弁護士広場には群馬県に対応している弁護士・法律事務所を掲載しています。
一覧からは、弁護士・法律事務所の「注力分野」や「最寄り駅」もご確認いただけます。
あなたの条件に合う、ご都合の良い弁護士・法律事務所をお探しください。
群馬県に「住まいがある」「勤め先がある」「事業を営んでいる」なら
「群馬県で弁護士に相談する」に掲載されている弁護士・法律事務所は、群馬県にお住まいの方・お勤めの方・事業を営んでいる方の強い味方です。
日常生活であまり弁護士に相談するような機会はないかもしれません。しかし、法律相談が必要なタイミングはある日、突然訪れます。
交通事故や離婚問題、借金問題をはじめ、弁護士は法律に関する様々な悩みに対応してくれます。
群馬県在住あるいはご利用の方が、法律トラブルに巻き込まれた際は、ぜひお気軽にご相談ください。
群馬県の弁護士・法律事務所の現状と法律トラブル発生の背景
群馬県の弁護士数・法律事務所数
群馬県は弁護士数が全国第15位
日本弁護士連合会(日弁連)が発行している弁護士白書2016年版によると、2016年3月31日現在、群馬県の弁護士会に所属する弁護士は278人。この数字は全国で15番目という多さになります。都道府県別の人口は第19位に位置する群馬県ですが、弁護士の数に関してはそれを超える順位となっています。
弁護士数の女性率は全国で10番目に低い
278人の弁護士のうち、女性弁護士は全体の12.2%となる34人で、その比率は全国で10番目に低い割合になります。比率の大きい順に見ると第38位というランクです。全国平均は18.3%ですから群馬県の弁護士の女性率は全国値を大きく下回る低い割合だということが分かります。
内閣府発行「平成26年 都道府県別県内総生産」によると、群馬県の県内総生産は8兆0,054億円で、都道府県別の順位としては第17位となっています。成長率は+2.6%、一人当たり県民所得も前年比+1.4%という上向きの状況です。このように、経済規模が大きい群馬県ですが、弁護士数は全国第15位に位置する数であるなか、女性弁護士が占める割合は第38位に位置する非常に低いものです。多様化していく県民からの要望のなかには、女性だから相談しやすいと言った声もあるでしょう。離婚問題やDVなど家庭の問題を相談する際、女性弁護士の方が話しやすいというひとも少なくありません。司法サービスへのニーズにきめ細やかな対応をするためには、女性弁護士の増員が望まれます。
群馬県の法律事務所数は全国第16位!
また、群馬県の法律事務所数は163事務所で、国内総数16,422の約1.0%という数です。この事務所数は全国で16番目という順位になり、弁護士数と同レベルの順位に位置しています。
1法律事務所あたりの弁護士数を計算すると1.71人で全国平均の1.76人をやや下回るものです。都道府県別では鹿児島県と並ぶ第26位です。最もこの値が大きいのは東京都の2.91人です。群馬県に近く同じ関東6県の茨城県の値も1.70人と近いものです。
群馬県の人口に対する弁護士充足率は低め
各都道府県の弁護士が足りているか、司法サービスを提供する環境の充足度を示す指標として「人口1万人あたりの弁護士数」という統計があります。
群馬県の人口1万人あたりの弁護士数は1.41人。こちらは全国平均の1.68人を下回る値で、都道府県別の順位としては第18位となっています。
群馬県は弁護士数・法律事務所数においては全国第15~16位という上位ランクですが、人口1万人あたりの弁護士数に関しては第18位、1法律事務所に所属する弁護士数においては全国第26位とランクを下げています。弁護士の数は少なくないのですが、同じ関東地方の東京都(2.91人)や千葉県(2.08人)などと比べると規模の小さい法律事務所が多いのかも知れません。しかし、弁護士の充足率という点で見れば1法律事務所あたりの弁護士数はあまり関係ないでしょう。一方、人口1万人あたりの弁護士数1.41人というのは、少し物足りなさを感じます。より一層司法環境を充実させるため、県内で活動する弁護士の数が増えることが期待されます。
群馬県は人口が全国で19番目に多いが、地域差が大きい
群馬県の人口数 1,976千人(平成26年推計)は全国で19番目に多いのですが、前年比-3.8%となっており、減少傾向にあります。エリア別に人口動勢を見ると、高崎市、伊勢原市、太田市など、ごく一部の都市部に関しては増加していますが、内陸部に関しては5年間で5%以上人口が減っている自治体も多く、地域差が大きくなっています。こういった傾向は群馬県に限らず全国的なものですが、人口が減少し続ける地域に暮らす若者は利便性を求めて、または就学・就労のために都会に転出してしまいます。その結果、高齢化が加速し、高齢者だけの世帯が増加してしまいます。人口1万人あたりの弁護士数があまり多くない群馬県においては、地域格差が生まれないよう、どこに暮らしていても必要な司法サービスが受けられる体制づくりが必要です。
群馬県の民事法律相談の現状
ここまでは弁護士数・法律事務所数を通じて群馬県の司法サービスの充実度・環境を見てきました。ここからは、群馬県のみなさんが、実際にどんな法的トラブル・悩みを抱えているのかをチェックしていきます。
まずは、群馬県で起きている民事事件の現状を知るため、日本司法支援センター・法テラスが公開している統計情報から、平成27年度の「代理援助事件の事件別内訳(民事法律扶助)」を見ていきましょう。
代理援助・民事法律扶助の意味
法テラスのWEBサイトで、「民事法律扶助」とは下記のように説明されています。
民事法律扶助業務とは、経済的に余裕がない方が法的トラブルにあった時に、無料で法律相談を行い(「法律相談援助」)、弁護士・司法書士の費用の立替えを行う(「代理援助」「書類作成援助」)業務です。(総合法律支援法第30条第1項2号)
今回見ていく統計「代理援助事件の事件別内訳(民事法律扶助)」とは法テラスが実施する無料法律相談を受け、実際に弁護士・司法書士の費用立替えを受けた事案の数を、事件内容別にカウントしたものです。
実際には、法テラスを利用していない法的トラブル、法テラスの無料法律相談を利用したものの代理援助は利用しなかったケースなどもあるはずですが、割合としては群馬県における司法サービスの実際の利用実態に近い数字が確認できるはずです。
群馬県の法テラスにおける代理援助の実施状況
群馬県の法テラスにおける代理援助の実施状況は以下の通りです。
群馬県の交通事故発生数
自動車保有数に比べて交通事故が多い
自動車の運転は、私たちの日常生活の中で最も法律の問題にぶつかりやすい行動のひとつです。群馬県の民事事件の発生状況に続いては、県内における交通事故の発生状況を見てみましょう。
「平成28年警察白書」によると、群馬県の道路交通事故の発生数は15,229件。この数は全国第10位という多さです。
また、一般財団法人自動車検査登録情報協会自動車が発表している都道府県別の自動車保有台数を見てみると、群馬県の自動車保有台数は1,792,075台(乗用車,貨物車,乗合車,特種(殊)車,二輪車の合計台数)。この台数は全国で15番目の多さとなります。
各都道府県における交通事故の発生数は、当然のことながら人口数や自動車保有台数と一定の相関が出ると考えられますが、群馬県に関しては、自動車の保有台数に比べて交通事故の発生件数が多いという結果になりました。
こうした周辺状況を考慮しても、群馬県は交通事故の発生リスクが高い地域であると言えるでしょう。
人口1人あたりの自動車保有台数は全国最多
交通事故の発生数・自動車の保有数が多いということで交通事故の発生リスクを高めていると言えます。ここで、県民の自動車利用への関与度を測る間接的な指標として、人口ひとりあたりの自動車保有台数を比較してみます。
群馬県の県民1人あたりの自動車保有台数は0.91台。この台数は全国でもっとも大きい値となっています。ちなみに、もっともこの値が小さいのは東京都(0.33台)です。
全国平均は1人あたり 0.64台ですから、群馬県の県民1人あたりの自動車保有台数はそれを大きく超えています。東京都がかなり低い値となっていますが、その要因として公共交通機関の充実が挙げられます。群馬県も都市部においては同様に公共交通機関による交通網が発達しているのですが、県全体として見ると電車の本数がとても少ない地域も珍しくありません。また、関越自動車道・上信越自動車道・北関東自動車道などの高速道路のほか、中山道の国道17、18号、日光街道の国道407号線など、古くは北陸、庄内へ行く際の通り道として街道が発達しました。そのため、県内に限らず県外に移動する際も自動車を利用することが当たりまえという県民が多く、県民1人あたりの自動車保有台数が多くなるのだと思われます。
県民1人あたりの自動車保有台数は0.91台と全国最多で、自動車の保有数が全国で15番目に多い群馬県は、交通事故の発生数も全国ワースト10位です。平成27年の交通事故死者数は68人で、順位としてはワースト27位に位置しています。数字だけで判断すると、群馬県は交通事故が多いが、死者を出すほどの重大な事故は比較的少ないということになります。しかし、だからといって油断してはいけません。ドライバーにとっては、日々の安全運転への心がけはもちろん、万一事故を起こした場合・巻き込まれた場合に、どう対応するべきなのか、有事の対応をよく理解しておくことが、リスクヘッジとして重要になります。
群馬県の犯罪・刑事事件
群馬県の刑事事件発生数と事件内訳
民事事件・交通事故に続いては、よりダイレクトに法律へ触れる行為、群馬県の犯罪・刑事事件の発生状況を見ていきましょう。
警察庁の統計資料によると、平成27年の群馬県の検挙件数は以下の通りです。
群馬県の刑法犯の検挙件数 総数は、7,931件。
群馬県の刑法犯の検挙件数は、47都道府県中で第12位となる多さです。人口数は全国第19位の群馬県ですが、残念ながら刑法犯の検挙数はそれに比べて多いようです。
群馬県では窃盗事件が多く、その割合は全国平均以上!
群馬県の総検挙数7,931件のうち、65.6%にあたる5,202件は窃盗事件による検挙です。
全国的に窃盗犯が占める割合は高いのですが、その割合は平均すると63.2%です。そのため、群馬県の窃盗犯が占める割合65.6%はそれを2.4%超えており、県民を悩ませる大きな問題となっています。
群馬県の法的問題解決・リーガルサービスの現状と課題
ここまで、群馬県の弁護士・法律事務所の現状と法律トラブル発生の背景を、様々な統計情報を元に見てきました。
群馬県の法的トラブル発生リスクは高い
活気ある土地だからこそ法的トラブルが発生しやすい?!
群馬県における法的問題解決・リーガルサービスの周辺は、離婚問題、損害賠償を含む金銭事件、地域格差、交通事故の多さなどが大きく影響しているようです。
民事事件・交通事故・刑事事件などによる法的トラブルの発生リスクは高く、人口1人当たりの弁護士数は全国第18位に位置する平均的な数ですが、地域格差を生まないよう、弁護士数の増加が望まれています。また、今後より一層高齢化が進むと予想されるため、郡部に暮らす高齢者が安心して法律相談できるような体制づくりが必要だと思われます。
全国第38位という所属弁護士の女性比率は、ビジネスが高速化・複雑化し、ライフスタイルの多様化が進んだ現代において、県民のニーズにマッチするサービスを提供していくためには、不充分と言えるでしょう。早急に女性弁護士が増えていくための対策を講じる必要があります。
群馬県の交通事故発生件数は全国ワースト10位となるほど多く、死者数も年間68人と少なくない数です。群馬県民は移動手段に自動車を使用する頻度が高く、ごく普通の日常生活のなかに交通事故発生リスクを抱えています。また、高速道路も多いことから速度超過が原因となる交通事故も発生しています。さらに、群馬県の特徴として「かかあ天下」という言葉があるように女性ドライバーの数も非常に多く、女性が車を運転することは当たり前という意識をもっています。県民1人あたりの自動車保有台数が全国最多の群馬県ですから、確率の面で考えても群馬県の交通事故発生リスクはとても高いと言えるでしょう。
群馬県の法テラスでは損害賠償を含む金銭事件の扱いが多く、その割合は全国平均を超えています。一方、自己破産を含む多重債務事件の扱いは少なく、いずれも経済的な問題ですが、大きな差が出ています。前述のとおり、群馬県は交通事故が多い土地で、それに伴い損害賠償などの金銭事件も多数あるのだと考えられます。損害賠償だけで年間148件の民事法律扶助があり、数だけ見ても全国で13番目の多さです。
ブランド総合研究所による「47都道府県魅力度ランキング」では、つねに40位以下にランクし、他県からは人気のない県だと言われる群馬県ですが、草津温泉などの温泉地が多く、「富岡製糸場」は世界遺産に登録されています。その影響もあり、近年は観光客が増え、観光業が勢いづいています。県民性としては義理人情に厚いという特徴があり、中曽根康弘、小渕恵三など、4人の総理大臣を排出しています。また、男性の実労働時間が全国1位というデータがあり、さらに負けず嫌いという特徴もあります。熱いひとが多いというのは良いことですが、その分衝突することが増え、揉めたときにはトラブルが大きくなることもあります。調べれば調べるほど魅力がみつかる群馬県なのですが、これまで見てきたデータから、
法的トラブルが発生するリスクは低くありません。問題を抱えたときには、法律の専門家に相談することを考えてみてください。
相談したい分野に強い弁護士・法律事務所か、よく吟味しよう
相談者にとっては、自分の悩みに合う、相談したい分野に強い弁護士・法律事務所かどうかが弁護士選びにおいてとても重要な要素となります。
刑事事件はもちろん、離婚や遺産相続、債務整理であれ、人が法律の壁にぶつかる時というのは、その人生を大きく左右するような重要なタイミングでなのです。人生における大ピンチ!法的トラブルへの対応を任せる以上、弁護士選びは重要です。自分の相談したい内容・分野に強く、自分が置かれている状況を充分に相談できる、信頼のおける弁護士に依頼することが問題解決の近道となるでしょう。
弁護士にも、人によって得意な分野・不得手な分野がある
弁護士は、司法試験を通過したという一点では誰でも同じですが、弁護士としての実務能力は、各人のキャリア経験・性格や考え方により、それぞれ異なります。
通常、債務整理を多く扱っている弁護士が、離婚問題の解決にも強いとは限りません。弁護士ごとに得意な分野もあれば不得手な分野があるのです。
群馬県での法律に関する悩みは、内容にあった弁護士に相談を
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