和歌山県で法律相談できる弁護士をお探しの方へ
2025年04月30日時点で、弁護士広場には和歌山県に対応している弁護士・法律事務所を掲載しています。
一覧からは、弁護士・法律事務所の「注力分野」や「最寄り駅」もご確認いただけます。
あなたの条件に合う、ご都合の良い弁護士・法律事務所をお探しください。
和歌山県に「住まいがある」「勤め先がある」「事業を営んでいる」なら
「和歌山県で弁護士に相談する」に掲載されている弁護士・法律事務所は、和歌山県にお住まいの方・お勤めの方・事業を営んでいる方の強い味方です。
日常生活であまり弁護士に相談するような機会はないかもしれません。しかし、法律相談が必要なタイミングはある日、突然訪れます。
交通事故や離婚問題、借金問題をはじめ、弁護士は法律に関する様々な悩みに対応してくれます。
和歌山県在住あるいはご利用の方が、法律トラブルに巻き込まれた際は、ぜひお気軽にご相談ください。
和歌山県の弁護士・法律事務所の現状と法律トラブル発生の背景
和歌山県の弁護士数・法律事務所数
和歌山県の弁護士数は全国第33位
日本弁護士連合会（日弁連）が発行している弁護士白書2016年版によると、2016年3月31日現在、和歌山県の弁護士会に所属する弁護士は146人。この数字は全国で第33位にランクする数です。都道府県別の人口数は第40位という低い順位ですから、弁護士の数に関しては人口数と比べると多いと言えます。
弁護士数の女性率は全国で31番目
95人の弁護士のうち、女性弁護士は全体の13.0％となる19人で、その比率は全国で30番目という低めの比率です。全国で最も女性弁護士率が低いのは岩手県の9%ですが、和歌山県の女性比率13.0％も全国平均の18.3%と比較するとその少なさが際立ちます。
内閣府発行「平成26年 都道府県別県内総生産」によると、和歌山県の県内総生産は3兆5,790億円（名目）で、前年比－0.3%と僅かではありますが減少しています。1人当たり県民所得を見ると、2,798,000円という低めの金額で、こちらも前年比－0.8%と減少していました。和歌山県は阪神工業地帯の一翼を担い、工業出荷額は高めです。中心となるのは鉄鋼業や石油産業で、新日鐵住金、花王など大手企業の主力工場があります。また、温暖な気候を利用した果樹栽培が盛んで、みかんの生産量は日本一です。様々な産業がバランスよく発展し、生活環境としても優れている和歌山県ですが、弁護士数、弁護士の女性比率ともに人口数のランクを超える順位に位置しており、数字上では恵まれた司法環境であるように思われます。
法律事務所数は全国第34位、1事務所あたりの弁護士数は第20位！
また、和歌山県の法律事務所数は82事務所で、国内総数16,422の約0.5%という少ない数です。この事務所数は全国第34位という順位で平均以下のランクですが、弁護士数の順位とほぼ同じくらいの位置になります。
1法律事務所あたりの弁護士数を計算すると1.78人で全国平均の1.76人を上回っており、都道府県別で見ると徳島県と並び第20位という高めのランクに位置しています。弁護士数、法律事務所数、弁護士の女性比率の順位は全国平均レベル以下ですが、1事務所に所属する弁護士の人数は多めで、和歌山県には比較的規模が大きい事務所があるのだと考えられます。県民に満足してもらえる司法サービスを提供するための体制としては評価できるものでしょう。
和歌山県の人口に対する弁護士充足率は高め
各都道府県の弁護士が足りているか、司法サービスを提供する環境の充足度を示す指標として「人口1万人あたりの弁護士数」という統計があります。
和歌山県の人口1万人あたりの弁護士数は1.51人。この値は全国平均の1.68人を下回るものの、順位としては全国第14位という高めのランクとなります。
弁護士の充足率をはかる人口1万人あたりの弁護士数が全国で14番目に多いということは、県民に充分な司法サービスを提供する体制としてとても良い状況です。弁護士数が多くても人口数と対比させたときに少ないと、県民のニーズに充分に応えることができないと思われます。和歌山県の人口は全国第40位というランクの少ないものですが、司法サービスに関する体制は思いのほか整っていると考えられます。
和歌山県の人口は減少傾向にあり、若者が県外に流出している
和歌山県の人口数971千人（平成26年推計）は全国第40位という少なさで、前年比は－8.5%と減少傾向が顕著になっています。国勢調査の結果から人口の推移を見ると、昭和60年の1,087千人をピークとして以降は減少に転じており、その減少率も年々上がって来ています。その影響で高齢化が進行していますが、20歳～40歳の働き盛りと言える年代の人口割合が少なくなり、労働人口の減少が顕著となっています。県内には様々な企業があり、働く先は少なくないのですが、生活レベルを上げたいと考える若者が県外に転出するケースが増えています。ちなみに、転出先としては大阪府が多いようです。全国的な動きではありますが、高齢者が増えているのにそれを支える若者が少ないという現状は、県の財政的にも大きな問題で、将来を見据えていくと課題が山積みなのです。県民の暮らしを守るためにも、法律的なサポートができる体制づくりがとても重要です。
和歌山県の民事法律相談の現状
ここまでは弁護士数・法律事務所数を通じて和歌山県の司法サービスの充実度・環境を見てきました。ここからは、和歌山県のみなさんが、実際にどんな法的トラブル・悩みを抱えているのかをチェックしていきます。
まずは、和歌山県で起きている民事事件の現状を知るため、日本司法支援センター・法テラスが公開している統計情報から、平成27年度の「代理援助事件の事件別内訳(民事法律扶助)」を見ていきましょう。
代理援助・民事法律扶助の意味
法テラスのWEBサイトで、「民事法律扶助」とは下記のように説明されています。
民事法律扶助業務とは、経済的に余裕がない方が法的トラブルにあった時に、無料で法律相談を行い（「法律相談援助」）、弁護士・司法書士の費用の立替えを行う（「代理援助」「書類作成援助」）業務です。（総合法律支援法第30条第1項2号）
今回見ていく統計「代理援助事件の事件別内訳(民事法律扶助)」とは法テラスが実施する無料法律相談を受け、実際に弁護士・司法書士の費用立替えを受けた事案の数を、事件内容別にカウントしたものです。
実際には、法テラスを利用していない法的トラブル、法テラスの無料法律相談を利用したものの代理援助は利用しなかったケースなどもあるはずですが、割合としては和歌山県における司法サービスの実際の利用実態に近い数字が確認できるはずです。
和歌山県の法テラスにおける代理援助の実施状況
和歌山県の法テラスにおける代理援助の実施状況は以下の通りです。
和歌山県の交通事故発生数
自動車保有数に比例する交通事故の発生件数
自動車の運転は、私たちの日常生活の中で最も法律の問題にぶつかりやすい行動のひとつです。和歌山県の民事事件の発生状況に続いては、県内における交通事故の発生状況を見てみましょう。
「平成28年警察白書」によると、和歌山県の道路交通事故の発生数は3,498件。この数は全国で41番目という順位になります。
また、一般財団法人自動車検査登録情報協会自動車が発表している都道府県別の自動車保有台数を見てみると、和歌山県の自動車保有台数は751,594台（乗用車,貨物車,乗合車,特種(殊)車,二輪車の合計台数）。この台数は全国で41番目に位置する少ないものです。
各都道府県における交通事故の発生数は、当然のことながら人口数や自動車保有台数と一定の相関が出ると考えられますが、和歌山県に関しても自動車の保有数に比例する交通事故の発生件数という結果になりました。
人口数も全国第40位という順位ですから、和歌山県の交通事故発生リスクは人口数にも比例した数と言っていいでしょう。
人口1人あたりの自動車保有台数は全国第27位
交通事故の発生数・自動車の保有数が多いということで交通事故の発生リスクを高めていると言えます。ここで、県民の自動車利用への関与度を測る間接的な指標として、人口ひとりあたりの自動車保有台数を比較してみます。
和歌山県の県民1人あたりの自動車保有台数は0.77台。この台数を全国的に見ると、熊本県と並び全国第27位となる数です。ちなみに、もっとも多いのは群馬県（0.91台）で、もっとも少ないのは東京都（0.33台）です。
全国平均は1人あたり 0.64台ですから、和歌山県の県民1人あたりの自動車保有台数はそれを上回っています。東京都の値がもっとも小さいのですが、その理由としては公共交通機関が発達していることが挙げられます。和歌山県はJR紀勢本線を中心に鉄道による交通網がありますが、和歌山市など主要都市以外では電車の本数が少なく、路線バスがあるものの、こちらも細かい運行スケジュールではありません。県内はもちろん、県外に移動する際にも自家用車を利用する方が便利な場合が多いのです。また、農業など第1次産業に従事する世帯も多いため、自家用車以外の事業用車両を保有することも県民1人あたりの自動車保有台数を多くする１つの要因だと思われます。
県民1人あたりの自動車保有台数は0.77台という高めの値ですが、交通事故の発生件数は全国ワースト41位となる少ない件数です。しかし、人口10万人当たりの死者数を調べると4.9人となっており、全国ワースト11位になります。事故の件数は人口数などに比例するものですが、死者数が割合多いということは大きな問題です。ドライバーにとっては、日々の安全運転への心がけはもちろん、万一事故を起こした場合・巻き込まれた場合に、どう対応するべきなのか、有事の対応をよく理解しておくことが、リスクヘッジとして重要になります。
和歌山県の犯罪・刑事事件
和歌山県の刑事事件発生数と事件内訳
民事事件・交通事故に続いては、よりダイレクトに法律へ触れる行為、和歌山県の犯罪・刑事事件の発生状況を見ていきましょう。
警察庁の統計資料によると、平成27年の和歌山県の検挙件数は以下の通りです。
和歌山県の刑法犯の検挙件数 総数は、3,555件。
和歌山県の刑法犯の検挙件数は、47都道府県中で第29位というランクに位置します。人口数が全国で40番目という和歌山県ですが、刑法犯の検挙数はそれよりかなり上の順位となるものです。
和歌山県では窃盗事件が多く、その割合は全国平均超え！
和歌山県の総検挙数3,555件のうち、66.8%にあたる2,375件は窃盗事件による検挙です。
全国的に窃盗犯が占める割合は高いのですが、その割合は平均すると63.2%です。そのため、和歌山県の刑法犯のうち窃盗犯が占める割合66.8%は、全国平均を3.6％も超えています。そのほか、全国平均に比べて粗暴犯の割合が高いことも和歌山県の特徴です。
和歌山県の法的問題解決・リーガルサービスの現状と課題
ここまで、和歌山県の弁護士・法律事務所の現状と法律トラブル発生の背景を、様々な統計情報を元に見てきました。
和歌山県の法的トラブル発生リスクは高い
高齢化による問題が深刻で、法的トラブルが発生しやすい？！
和歌山県における法的問題解決・リーガルサービスの周辺は、労働人口の減少、離婚問題、重大な交通事故の多さなどが大きく影響しているようです。
民事事件・交通事故・刑事事件などによる法的トラブルの発生リスクは低くありませんが、人口1人当たりの弁護士数は全国で14番目と比較的恵まれています。しかし、交通事故による犠牲者の数が人口に比べて多く、これから高齢化が加速する現状を考えると憂慮するべき状況です。県全体としては人口が減少傾向にあり、特に若者が減り続けている和歌山県では、法律の専門家によるサポート体制を整えることがとても重要な課題です。
全国で31番目という弁護士の女性比率は、ビジネスが高速化・複雑化し、ライフスタイルの多様化が進んだ現代において、充分とまでは言えないものです。県民のニーズに最適な司法サービスを提供していくためには、さらに女性弁護士が増えていくことが望まれます。
和歌山県の交通事故発生件数は全国第41位という順位ですから少ないと言えるのですが、死者数を人口10万人あたりに換算すると全国ワースト11位という高いランクになります。和歌山県の高齢化率は30.9％（平成29年1月時点）と非常に高く、高齢者が関わる交通事故が急速に増えています。また、和歌山県警のデータによると、県内で発生する事故の原因には、速度違反や信号無視などの交通ルール違反が多く、飲酒運転による死亡事故は平成27年中に4件発生しています。今後さらに高齢者が増えていくことを考えると、県民一人ひとりが交通安全に対する意識を高めていく必要があります。
和歌山県は、海と山の恵みが豊かで、温暖な気候からとても暮らしやすい土地です。観光スポットも豊富で、世界遺産の高野山、熊野古道のほか、７頭のジャイアントパンダファミリーが暮らす「アドベンチャーワールド」がとても人気です。人口が少なく、経済規模はそれほど大きくありませんが、歴史的な景観も美しく、近年は海外からの観光客も増加しています。しかし、何といっても高齢化率がとても高く、農業など様々な産業において担い手不足が深刻な問題となっています。高齢者だけで生活する世帯も多く、詐欺などに遭うリスクが高まっています。「水の国、わかやま」の名にふさわしく、水を活かした産業も多数ありますが、若者が少ないことで、大きく発展できずにいるところも少なくありません。こういった環境から総合的に判断すると、和歌山県で法的トラブルが発生するリスクは高いと言えるでしょう。
相談したい分野に強い弁護士・法律事務所か、よく吟味しよう
相談者にとっては、自分の悩みに合う、相談したい分野に強い弁護士・法律事務所かどうかが弁護士選びにおいてとても重要な要素となります。
刑事事件はもちろん、離婚問題、遺産相続、債務整理であれ、人が法律に関わるトラブルを抱えるときというのは、その人生を大きく左右するような重要な分岐点なのです。法的トラブルへの対応を任せる以上、弁護士選びはとても大切です。相談したい内容・分野に強く、抱えている問題を充分に相談できる、信頼のおける弁護士に依頼することが問題解決の近道になるのです。
弁護士にも、人によって得意な分野・不得手な分野がある
弁護士は、司法試験を通過したという一点では誰でも同じですが、弁護士としての実務能力は、一人ひとりのキャリア、性格、考え方などにより、それぞれまったく違います。
通常、債務整理を多く扱っている弁護士が、離婚問題の解決にも強いとは限りません。弁護士ごとに得意な分野があれば不得手な分野もあるのです。
和歌山県での法律に関する悩みは、内容にあった弁護士に相談を
当サイトでは、和歌山県内で活動している弁護士・法律事務所を、得意分野別でもお探しいただけます。弁護士費用についてはもちろん、弁護業務における考え方やポリシー、弁護士からのアドバイスなども徹底取材してご紹介します。
弁護士広場は、あなたが抱える法律的な悩みの解決を全力でサポートします。初回相談無料の弁護士・法律事務所も多数掲載しておりますので、ぜひ、あなたの希望・目的にあう弁護士・法律事務所を探して、ご相談ください。
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