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督促状と催告書の違いは?無視が危険な理由と対応

督促状と催告書の違いは?無視が危険な理由と対応

この記事で分かること

  • 督促状と催告書それぞれの意味
  • 両者の違いと届く段階
  • 無視すると裁判や差押えに進む
  • 届いたときの正しい対応
  • 払えない場合の債務整理
  • 身に覚えのない架空請求への注意
  • 早めに相談する重要性

督促状は支払いを促す比較的初期の通知、催告書はより強い最終通告に近い書面です。督促状の後でも払わないと催告書が送られ、それも無視すれば裁判や差押えへと進みます。どちらも放置は禁物です。この記事では、両者の意味と違い、無視した場合に起きること、届いたときの正しい対応、身に覚えのない架空請求への注意点までを解説します。書面を前に不安なときこそ、早めの対応が大切です。

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督促状と催告書の違いとは?まず結論から

ある日、郵便受けに「督促状」や「催告書」と書かれた書面が届いて、不安な気持ちでこのページを開いた方も多いのではないでしょうか。どちらも支払いを求める書面ですが、その意味合いには大きな違いがあります。

まず結論をお伝えします。督促状は、支払いを促すための比較的初期の通知であり、催告書は、より強い意味を持つ最終通告に近い書面です。一般的に、督促状が何度か届いた後でも支払いがないと、催告書が送られてきます。つまり、催告書が届いたということは、状況がより深刻な段階に進んでいることを意味します。

どちらの書面も、決して無視してはいけません。放置すれば、最終的には裁判を起こされ、財産や給与を差し押さえられるおそれがあります。とくに催告書は、法的手続きへ進む直前の警告であることが多く、迅速な対応が求められます。

この記事では、督促状と催告書それぞれの意味、両者の違い、無視するとどうなるのか、そして届いたときにどう対応すべきかを、弁護士の視点からわかりやすく解説します。書面を前に不安を感じているなら、まずは正しく理解することから始めましょう。

督促状や催告書が届くと、多くの方は強い不安や焦りを感じます。「このままだと家や財産を失うのではないか」「家族や職場に知られてしまうのではないか」と、最悪の事態を想像してしまうものです。しかし、これらの書面は、適切に対応すれば決して乗り越えられない問題ではありません。大切なのは、書面の意味を正しく理解し、自分が今どの段階にいるのかを把握したうえで、落ち着いて行動することです。恐れて放置するのが、最もよくない対応なのです。

この記事でわかること
督促状と催告書それぞれの意味と届く段階、両者の違い、無視した場合に起きること、届いたときの正しい対応、身に覚えのない請求への注意点までを順に解説します。

督促状とは何か

まず、督促状について理解しましょう。督促状とは、支払期日までに支払いがなかった場合に、債権者が支払いを促すために送る書面です。

たとえば、クレジットカードの利用代金やローンの返済、各種料金の支払いを忘れていたり、滞納していたりすると、まず督促状が届きます。督促状は、「支払いが遅れていますので、お支払いください」という、いわば最初のお知らせのような位置づけです。この段階では、まだ強い法的な圧力があるわけではなく、支払いを思い出させ、促す意味合いが中心です。

督促状の文面は、債権者によってさまざまです。比較的やわらかい言葉で支払いをお願いするものもあれば、やや強い調子で警告するものもあります。いずれにせよ、督促状は「支払いが遅れていますよ」というシグナルであり、債権者があなたとの関係を続けながら、まずは穏便に支払いを求めている段階だと理解できます。逆に言えば、この段階で誠実に対応すれば、関係を悪化させずに解決できる可能性が高いのです。

督促状を送ってくるのは、お金を貸している側、つまり債権者です。クレジットカード会社、消費者金融、銀行、各種サービスの提供会社などが、それぞれ債権者として督促状を送ります。督促状が届いた段階で速やかに支払えば、大きな問題に発展せずに済むことがほとんどです。

ただし、督促状を何度も無視し続けると、債権者はより強い手段に出てきます。督促状は「まだ穏やかな段階」ではありますが、放置してよいという意味では決してありません。届いた時点で、できるだけ早く対応することが大切です。

督促状を無視し続けると、債権者は「この人は支払う意思がない」と判断し、催告書の送付や法的手続きといった、より強い対応へと段階を進めていきます。穏やかな段階であるうちに対応するか、それとも放置して状況を悪化させるか。その分かれ道が、督促状が届いた今この瞬間にあるのです。届いた書面を見て見ぬふりをするのではなく、まずは中身を確認し、対応を考え始めましょう。

催告書とは何か

次に、催告書について見ていきましょう。催告書とは、督促状よりも強い意味を持つ、支払いの最終的な要求を伝える書面です。

「催告」という言葉には、相手に対して一定の行為を要求するという意味があります。家賃や借金の支払いを、法律的にあらためて求める。それが催告書の役割です。督促状が日常的なお知らせに近いのに対し、催告書はより法的な色合いの濃い、改まった要求だと考えるとわかりやすいでしょう。

督促状を何度か送っても支払いがない場合に、債権者は催告書を送ります。催告書には、「期日までに支払わなければ、法的手続きを取ります」といった、踏み込んだ内容が記されていることが多くあります。つまり催告書は、「これが最後の警告です」という、最終通告に近い意味を持つのです。

催告書には、未払いの金額や支払期限とともに、「期限までに支払いがない場合は、訴訟などの法的措置を取ります」といった文言が記されていることがよくあります。これは、債権者がいよいよ本腰を入れて回収しようとしているサインです。督促状を何度も無視されたことで、債権者の対応が一段階厳しくなった結果が、催告書だと考えてください。ここまで来ると、もう「うっかり忘れていた」では済まされない段階に入っています。

催告書は、内容証明郵便で送られてくることがよくあります。内容証明郵便は、いつ、どんな内容の文書を、誰が誰に送ったかを郵便局が公的に証明してくれるものです。債権者があえて内容証明郵便を使うのは、「確かに支払いを求めた」という証拠を残し、裁判などの法的手続きに備えるためです。催告書が内容証明郵便で届いたら、いよいよ本格的な手続きが近いと考えるべきです。

債権者が裁判を起こす際、「支払いを求めたのに応じてもらえなかった」という事実は重要な意味を持ちます。内容証明郵便は、その事実を客観的に証明する手段です。さらに、内容証明郵便での催告には、時効の完成を一定期間先延ばしにする効果もあります。つまり、債権者は催告書を内容証明郵便で送ることで、裁判の準備を整えると同時に、時効による債権の消滅も防いでいるのです。それだけ本気だということの表れといえます。

ワンポイントアドバイス
催告書、とくに内容証明郵便で届いた催告書は、法的手続きへ進む直前の警告であることが多いものです。督促状のとき以上に、迅速な対応が求められます。催告書が届いたら、放置せず、すぐに支払いの算段をつけるか、専門家に相談することをおすすめします。

督促状と催告書の違いを整理する

ここまでの内容を踏まえて、督促状と催告書の違いを整理しておきましょう。両者は、届く段階と、込められた意味の強さが異なります。

比較項目 督促状 催告書
届く段階 滞納の比較的初期 督促状の後、より後の段階
意味の強さ 支払いを促すお知らせ 最終通告に近い警告
送付方法 普通郵便のことが多い 内容証明郵便のことが多い
次の段階 催告書や再度の督促 裁判などの法的手続き

このように、督促状から催告書へと進むにつれて、状況は深刻になっていきます。督促状の段階で対応していれば穏やかに解決できたものが、催告書の段階まで来ると、もう時間の猶予が少なくなっています。同じ借金でも、どの段階で対応するかによって、解決の難しさはまったく変わってきます。どちらの書面も、放置せず早めに対応することが、問題を大きくしないための鉄則です。

なお、書面の名称は、債権者によってさまざまです。「督促状」「催告書」のほか、「ご通知」「最終通告書」「警告書」といった名前で送られてくることもあります。名称にとらわれず、その書面が支払いをどの程度強く求めているか、法的手続きに触れているかどうかで、深刻さを判断することが大切です。

判断のポイントは、その書面に「法的手続き」「訴訟」「差押え」といった言葉が含まれているか、そして内容証明郵便で届いているかどうかです。これらに該当する書面は、催告書に相当する深刻な段階だと考えてよいでしょう。逆に、単に支払いを促すだけの穏やかな文面であれば、督促状の段階です。名前ではなく中身で判断する。これが、書面の深刻さを正しく見極めるコツです。

督促状・催告書を無視するとどうなるか

督促状や催告書を無視し続けると、状況は段階を追って悪化していきます。最終的にどうなるのかを知っておきましょう。

裁判を起こされる

催告書を無視すると、債権者は裁判所に訴えを起こすことがあります。よく使われるのが、支払督促や訴訟といった手続きです。裁判所から書面が届いた場合は、督促状や催告書とは比べものにならないほど深刻です。支払督促は、債権者の申立てにもとづいて裁判所が支払いを命じる手続きで、比較的簡単に利用できるため、債権者がよく使います。これを無視すると、相手の主張がそのまま認められてしまうおそれがあります。

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財産や給与を差し押さえられる

裁判で支払いが命じられたり、支払督促が確定したりすると、債権者はあなたの財産や給与を差し押さえることができるようになります。給与が差し押さえられれば、勤務先に借金のことが知られてしまうおそれもあります。預貯金が差し押さえられれば、生活にも直接影響します。督促状や催告書を無視した結果、こうした事態にまで至ってしまうのです。

差押えは、あなたの生活に深刻な影響を及ぼします。給与の差押えでは、毎月の手取りが減るだけでなく、勤務先に裁判所から通知が届くため、借金の存在が職場に知られてしまいます。預貯金の差押えでは、口座のお金が引き出せなくなり、公共料金の引き落としなどにも支障が出ます。こうした事態は、督促状や催告書の段階できちんと対応していれば、避けられたはずのものです。放置の代償は、決して小さくないのです。

遅延損害金が膨らんでいく

支払いを滞納している間、遅延損害金が発生し続けます。これは、本来の利息とは別に、支払いが遅れたことに対して課されるものです。無視している時間が長くなるほど、支払うべき金額はどんどん膨らんでいきます。最初は払える金額だったものが、放置するうちに手に負えない額になってしまうこともあるのです。

遅延損害金の利率は、通常の利息よりも高く設定されていることが多く、年14パーセントを超える場合もあります。たとえば、滞納額が大きいまま長期間放置すれば、遅延損害金だけでもかなりの金額に達することがあります。早く対応すれば少ない負担で済んだものが、先延ばしにするほど雪だるま式に膨らんでいく。これも、督促状や催告書を無視してはいけない大きな理由の一つです。

督促状・催告書が届いたときの正しい対応

督促状や催告書が届いたとき、どう対応すればよいのでしょうか。状況に応じた正しい対応を確認しましょう。

まず内容を確認する

書面が届いたら、まずは落ち着いて内容を確認しましょう。誰が、何の支払いを、いくら求めているのか、いつまでに支払う必要があるのかを把握します。怖くて封を開けられないという方もいますが、内容がわからなければ対応のしようがありません。書面は捨てずに保管し、記載されている内容をしっかり読み取ることが第一歩です。

とくに確認したいのが、支払期限と、応じなかった場合に何が起きると書かれているかです。「いつまでに」「いくら」「払わないとどうなるか」を把握することで、自分に残された時間と、対応の緊急度がわかります。また、その請求に本当に心当たりがあるかどうかも重要です。身に覚えのない請求であれば、後で述べるように、架空請求の可能性も視野に入れる必要があります。書面はすべて、対応が終わるまで大切に保管しておきましょう。

支払えるなら速やかに支払う

請求の内容に心当たりがあり、支払える金額であれば、できるだけ早く支払いましょう。督促状の段階で支払えば、それ以上問題が大きくなることは通常ありません。一括での支払いが難しい場合は、債権者に連絡して、分割払いに応じてもらえないか相談してみるのも一つの方法です。

債権者に連絡すること自体をためらう方もいますが、誠実に支払いの意思を伝えれば、無理のない返済方法を相談できることもあります。連絡を絶って放置するより、状況を説明して支払いの相談をする方が、債権者の心証もよく、法的手続きを避けられる可能性が高まります。ただし、電話で安易に「払います」と約束する前に、本当に支払える計画なのかをよく考えることも大切です。約束を守れないと、かえって信頼を損ねてしまいます。

支払えないなら債務整理を検討する

請求された金額が大きく、とても払えないという場合は、債務整理を検討しましょう。借金が複数あって返済に追われているなら、なおさらです。督促状や催告書が届くほど追い詰められているということは、すでに返済が限界に近づいているサインかもしれません。債務整理をすれば、借金を減らしたり、利息をカットしたり、場合によっては支払い義務をなくしたりして、生活を立て直せます。

債務整理を弁護士に依頼すると、債権者からの督促や取り立てが止まるという大きな効果もあります。督促状や催告書に追い詰められている状況から、いったん解放されるのです。弁護士が債権者に受任通知を送ると、債権者は本人へ直接連絡することができなくなるため、督促の電話や書面に怯える日々から抜け出せます。ただし、債務整理は信用情報に影響することもあるため、その点も理解したうえで進めるとよいでしょう。

どの債務整理が自分に合っているかは、借金の額や収入によって変わります。利息をカットして元本を返していく任意整理、借金を大幅に減らす個人再生、支払い義務をなくす自己破産など、状況に応じた方法があります。

身に覚えのない督促状・催告書に注意

督促状や催告書の中には、身に覚えのない、いわゆる架空請求が紛れていることもあります。慌てて支払ってしまう前に、冷静に確認することが大切です。

正規の債権者からの請求と、悪質な架空請求が、同じ郵便受けに届くことがあります。両者を見分けられないまま、不安に駆られて架空請求に応じてしまうと、お金を失うだけでなく、個人情報まで相手に渡してしまいかねません。だからこそ、督促状や催告書が届いたときは、すぐに支払ったり連絡したりする前に、その請求が正当なものかどうかを一度立ち止まって考えることが重要です。

たとえば、利用した覚えのないサービスの料金を請求する、実在しない会社の名前で送られてくる、不安をあおって急いで連絡させようとするといったものは、架空請求の可能性があります。こうした請求に応じて連絡してしまうと、個人情報を知られたり、さらに別の請求をされたりするおそれがあります。

架空請求の手口は年々巧妙になっています。実在する企業の名前をかたったり、本物そっくりの書面を作ったりして、受け取った人を信じ込ませようとします。不安をあおる文言で冷静な判断を奪い、「今すぐ連絡しないと裁判になる」などと急かして、考える間もなく行動させようとするのも典型的な手口です。落ち着いて確認すれば見破れることも多いので、慌てて相手の指示に従わないことが何より大切です。

身に覚えのない請求が届いたときは、書面に記載された連絡先にすぐ連絡するのではなく、まずは本当に正当な請求かどうかを確かめましょう。心当たりがまったくない場合は、消費生活センターや警察、弁護士などに相談するのが安全です。正当な請求と架空請求を見分けるのは難しいこともあるため、迷ったら専門家の力を借りてください。

見分けるポイントの一つは、その請求が、自分が実際に契約したり利用したりしたものと結びついているかどうかです。まったく心当たりがなく、利用した記憶のないサービスの請求であれば、架空請求を疑うべきです。また、支払い方法として、コンビニでの電子マネー購入や、個人名義の口座への振り込みを指定してくるものは、特に怪しいといえます。少しでもおかしいと感じたら、支払う前に必ず確認しましょう。

万が一、架空請求にお金を払ってしまった、あるいは個人情報を伝えてしまった場合でも、あきらめずにすぐ相談してください。消費生活センターや警察、弁護士に連絡すれば、被害の拡大を防ぐための対応を取れることがあります。早く動くほど、被害を最小限に抑えられます。

架空請求は、誰もが被害に遭いうるものです。「自分は引っかからない」と過信せず、少しでも不審な点があれば、一人で判断せず、信頼できる窓口に相談する習慣を持っておくと安心です。冷静に対応すれば、被害は十分に防げます。

架空請求への対応
身に覚えのない請求には、安易に連絡したり支払ったりしないことが鉄則です。記載された連絡先に電話するのではなく、まず正当な請求かを確認しましょう。判断に迷うときは、消費生活センターや弁護士に相談すれば、適切な対応を教えてもらえます。

督促状・催告書に関するよくある質問

督促状が来た時点で、すぐに対応しないとまずいですか

督促状はまだ比較的穏やかな段階ですが、放置してよいわけではありません。早めに対応すれば、催告書や法的手続きへ進むのを防げます。心当たりのある請求なら速やかに支払うか、払えないなら早めに相談しましょう。督促状の段階で動くほど、選べる対応は多く、解決も穏やかに済みます。後回しにせず、届いた時点で対応するのが賢明です。

「督促状くらいなら、まだ余裕があるだろう」と考えて放置すると、いつの間にか催告書、そして裁判へと進んでしまいます。督促状は、いわば問題が小さいうちに気づかせてくれる警告です。この警告を生かして早めに動けば、わずかな手間で解決できることが多いのです。逆に、警告を無視すれば、後でずっと大きな労力と費用がかかることになります。

催告書を無視し続けると、必ず裁判になりますか

必ずとは言えませんが、催告書は法的手続きの直前に送られることが多いため、無視を続ければ裁判になる可能性は高いと考えるべきです。とくに内容証明郵便で届いた催告書は、債権者が証拠を残して本格的な手続きに備えている合図です。「まだ大丈夫だろう」と楽観せず、催告書が届いた時点で、すぐに対応を始めることをおすすめします。

裁判になると、対応のために裁判所へ出向いたり、書面を提出したりする手間がかかります。何もしなければ、相手の請求がそのまま認められ、差押えへと進んでしまいます。催告書の段階で支払いや相談に動いていれば、こうした裁判の負担そのものを避けられたかもしれません。催告書は、裁判という重い手続きに進む前の、最後のチャンスだと捉えてください。

督促状や催告書を受け取った覚えがないのに、裁判になりました

督促状や催告書は、必ず送らなければならないものではありません。そのため、これらが届かないまま、いきなり裁判所から書面が届くこともあります。裁判所からの書面を無視すると、相手の主張が認められてしまうため、絶対に放置してはいけません。裁判所から書面が届いたら、内容を確認し、できるだけ早く弁護士に相談してください。

とくに支払督促や訴状には、対応するための期限が定められています。この期限内に異議を申し立てたり、答弁書を提出したりしないと、相手の言い分が認められてしまいます。督促状や催告書が届いていないからといって、裁判所からの書面まで軽く見てはいけません。むしろ、こうした書面こそ最も深刻で、迅速な対応が必要です。受け取ったら、すぐ専門家に相談しましょう。

督促状や催告書が届いたら、無視して引っ越せば大丈夫ですか

いいえ、引っ越して住所を変えても、支払い義務はなくなりません。債権者は住民票などをたどって請求を続けることができますし、裁判を起こすこともできます。逃げても問題は解決せず、その間に遅延損害金が膨らみ、状況はかえって悪化します。逃げるのではなく、正面から対応することが、結局は最も負担の少ない解決につながります。

督促状・催告書の問題は、誰に相談すればよいですか

逃げている間も、遅延損害金は増え続け、債権者は裁判の準備を進めます。住所を変えても、勤務先や戸籍などから居場所を特定されることもあります。結局、逃げ切れずに、より悪い条件で問題に向き合うことになりがちです。それなら、早い段階で正面から対応し、債務整理などで根本的に解決する方が、心身の負担もはるかに軽くて済みます。

督促状・催告書の問題は、誰に相談すればよいですか

請求された借金が払えない、複数の借金で追い詰められている、身に覚えのない請求で困っているといった場合は、弁護士などの専門家に相談するのがおすすめです。借金の整理の方法を提案してくれるほか、架空請求への対応も助けてくれます。督促や取り立てを止める手続きも取れます。一人で抱え込まず、早めに相談することで、状況を立て直せます。

弁護士に相談すると聞くと、敷居が高く感じるかもしれませんが、借金や請求の問題は、弁護士が日常的に扱っている相談です。特別なことではありません。早い段階で相談すれば、それだけ取れる手段も多くなり、穏やかな解決につながります。費用が心配な場合でも、無料相談を利用したり、分割払いに応じてもらえたりすることもあります。まずは話を聞いてもらうところから始めてみてください。

家族あての督促状が届きました。代わりに払う必要がありますか

原則として、借金は契約した本人が返済するものであり、家族だからといって当然に支払い義務が生じるわけではありません。ただし、あなたが連帯保証人になっている場合などは、支払いを求められることがあります。まずは、その請求があなたに対する正当なものかどうかを確認しましょう。判断に迷うときは、専門家に相談して、支払い義務の有無を確かめることが大切です。

督促状や催告書には、必ず期限が書かれているのですか

多くの場合、支払期限が記載されていますが、書面によっては明確な期限がないこともあります。期限が書かれている場合は、それを過ぎると次の段階へ進む可能性が高いため、特に注意が必要です。期限の有無にかかわらず、督促状や催告書が届いたら、できるだけ早く対応するのが基本です。期限ぎりぎりまで待つのではなく、余裕を持って動きましょう。

一度督促が止まったのに、また催告書が来ることはありますか

はい、あります。たとえば、いったん支払いの約束をしたものの守れなかった場合や、債権者が回収を別の段階へ進めた場合などに、改めて催告書が送られてくることがあります。また、債権が別の会社に譲渡され、新たな債権者から請求が来ることもあります。督促が一度止まっても、根本的に解決していなければ、再び請求が来る可能性があると考えておくべきです。

まとめ:督促状・催告書は放置せず早めの対応を

督促状は支払いを促す比較的初期の通知であり、催告書はそれよりも強い、最終通告に近い書面です。督促状が何度か届いた後でも支払いがないと催告書が送られ、それも無視すれば、裁判や差押えといった法的手続きへと進んでいきます。どちらの書面も、放置してよいものではありません。

督促状と催告書の違いを理解しておくことには、大きな意味があります。なぜなら、自分が今どの段階にいるのかがわかれば、対応の緊急度を正しく判断できるからです。督促状なら、まだ穏やかに解決できる余地が十分にあります。催告書、とくに内容証明郵便で届いたものなら、法的手続きが目前に迫っており、一刻も早い対応が必要です。書面の種類を見極めることが、適切な行動の出発点になります。

大切なのは、書面が届いたら、怖がって放置するのではなく、まず内容を確認することです。心当たりのある請求で支払えるなら速やかに支払い、払えないなら債務整理を検討する。身に覚えのない請求なら、慌てて連絡せず、正当なものか確認する。状況に応じた対応を、早めに取ることが肝心です。

督促状や催告書に追い詰められていると感じたら、一人で抱え込まず、弁護士などの専門家に相談してください。弁護士に依頼すれば、督促や取り立てが止まり、借金そのものを整理して生活を立て直す道も開けます。架空請求への対応も任せられます。多くの法律事務所では、借金や請求に関する相談を無料で受け付けています。書面を前に不安な今こそ、早めに動き出しましょう。正しく対応すれば、必ず道は開けます。

督促状や催告書が届いたときの不安は、経験した人にしかわからないほど重いものです。しかし、その不安の正体の多くは、「これから何が起きるのかわからない」という見通しのなさにあります。書面の意味を理解し、取るべき対応がわかれば、不安はずっと小さくなります。そして、一人で抱えきれないと感じたら、専門家を頼ればよいのです。問題から目を背けず、一歩を踏み出すことが、解決への確かな近道になります。

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