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遺産分割を弁護士に相談するとどうなるか
相続が起きて、遺産をどう分けるかを話し合うとき、家族の間で意見が食い違い、なかなかまとまらないことがあります。感情的な対立に発展したり、話し合いそのものが進まなくなったりすることも珍しくありません。そんなとき、弁護士に相談することで、状況が大きく変わることがあります。弁護士は、法律にもとづいて、どう分けるのが妥当かを整理し、話し合いを前に進める手助けをしてくれます。ここでは、遺産分割を弁護士に相談するメリットや、かかる費用、相談の進め方について見ていきます。
遺産分割は、お金や不動産といった財産が関わるだけに、家族の間でも、なかなか譲り合えないことがあります。ふだんは仲のよい家族でも、相続をきっかけに関係がこじれてしまう、ということは決して珍しくありません。「相手が勝手なことを言ってきて話にならない」「話し合いがいつまでも終わらない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。こうした遺産分割の悩みは、当事者だけで解決しようとすると、かえってこじれてしまうこともあります。そんなときに頼りになるのが、弁護士の存在です。
この記事では、まず遺産分割を弁護士に相談するとどうなるのかを見たうえで、相談することで得られる主なメリットを整理します。続いて、とくに相談を検討したい場面や、気になる費用のこと、相談から解決までの流れ、相談するタイミングまでを解説します。遺産分割で悩んでいる人が、弁護士に相談するかどうかを判断できるように、分かりやすくまとめていきます。読み終える頃には、相談する意味や、進め方が見えてくるはずです。
弁護士が間に入ることで変わること
遺産分割の話し合いは、当事者だけで進めると、どうしても感情が先に立ち、冷静に話せなくなることがあります。とくに、ふだんから折り合いのよくない相手との話し合いでは、なおさらです。弁護士が間に入ると、やりとりを弁護士に任せられるため、相手と直接ぶつからずに済みます。また、法律にもとづいて、何が妥当なのかを示してもらえるため、話し合いの筋道が立ちやすくなります。感情のもつれで止まっていた話が、動き出すこともあるのです。冷静な第三者が加わるだけで、場の空気が変わることもあります。
当事者だけで話し合っていると、「なぜ自分ばかり我慢しなければならないのか」といった思いが募り、話がまとまるどころか、対立が深まってしまうこともあります。弁護士が間に入れば、そうした感情的なやりとりから距離を置けます。相手への連絡や交渉を弁護士に任せられるので、顔を合わせて言い争う必要もなくなります。さらに、弁護士は、法律の観点から「このケースではこう分けるのが妥当だ」という筋道を示してくれます。感覚や感情ではなく、法律というものさしで話を整理できるため、当事者双方が納得しやすくなるのです。行き詰まっていた話し合いが、弁護士の一言で前に進む、ということも少なくありません。第三者である弁護士が入ることで、当事者どうしでは言いにくかったことも、整理して伝えられるようになります。
弁護士に相談する主なメリット
遺産分割を弁護士に相談すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。おもなものを整理して見ていきましょう。一つずつ見ていくと、相談する意味がはっきりしてきます。
相談で得られる主なメリット
遺産分割を弁護士に相談することで得られる、おもなメリットは次のとおりです。自分にとって、どれが大きいかを考えてみてください。どれも、話し合いを有利に、そして穏やかに進めるうえで役立ちます。
- 法律にもとづいて、妥当な分け方を整理してもらえる
- 相手とのやりとりを任せられ、直接ぶつからずに済む
- 感情的な対立を避けながら、話し合いを進められる
- 自分に不利な合意をしてしまうのを防げる
- 話し合いがまとまらないときも、次の手続きへ進める
これらのメリットは、どれも、当事者だけで進めるのが難しい場面で力を発揮します。とくに、相手が強く自分の主張をしてくる場合や、話し合いがこじれてしまっている場合には、弁護士に入ってもらう意味が大きくなります。自分の権利を守りながら、冷静に解決を目指せることが、弁護士に相談する大きな利点だといえます。感情に流されずに済むというだけでも、大きな支えになります。
とくに大切なのが、自分に不利な合意をしてしまうのを防げる、という点です。法律の知識がないまま話し合いを進めると、本来もっと受け取れるはずだったのに、相手の言うままに少ない取り分で合意してしまう、ということが起こりえます。いったん合意してしまうと、後から「やはり納得できない」と思っても、覆すのは簡単ではありません。弁護士に相談していれば、こうした事態を防げます。自分がどれくらい受け取れる立場にあるのかを、あらかじめ知ったうえで話し合いに臨めるため、不利な条件をのまされる心配が減るのです。目先の早さだけでなく、あとで後悔しない結果につながることが、弁護士に相談する大きな価値だといえます。急いで妥協するより、きちんと確認してから合意するほうが、長い目で見て納得できます。
具体的な場面を思い浮かべてみましょう。たとえば、亡くなった親の遺産をめぐって、きょうだいの一人が「自分は生前に親の面倒をみたのだから、多くもらって当然だ」と主張してきたとします。当事者だけで話し合うと、こうした主張に対して、どこまで認めるべきなのか、判断がつかず、言い争いになりがちです。弁護士に相談すれば、そうした主張が法律の上でどこまで通るものなのかを整理してもらえます。感情的な言い分と、法律にもとづく妥当な範囲を切り分けて考えられるようになるため、話し合いが前に進みやすくなります。このように、弁護士は、もめごとの「交通整理」をしてくれる存在だといえます。当事者だけでは堂々巡りになってしまう話も、専門家の視点が加わることで、解決に向かって動き出すのです。
こんな場合はとくに相談を検討したい
遺産分割では、どのような場合に、弁護士への相談を検討するとよいのでしょうか。相談を考えたい場面を見ておきましょう。自分の状況にあてはまるものがないか、確認してみてください。一つでもあてはまれば、相談を考えるサインです。
相談を検討したい場面
たとえば、相続人の間で意見が大きく食い違っている場合や、一部の相続人が話し合いに応じてくれない場合は、当事者だけで解決するのが難しくなります。また、財産の分け方が複雑で、どう分ければ公平なのか分からない場合や、不動産など分けにくい財産が含まれている場合も、弁護士の力が役立ちます。さらに、相手が弁護士を立ててきた場合には、こちらも弁護士に相談したほうが、対等に話し合いを進められます。少しでも不安があるなら、早めに相談しておくと安心です。あてはまるものがあれば、当事者だけで抱えずに、専門家を頼ることを考えてみましょう。
ほかにも、相続人の中に、連絡が取れない人や、話し合いに参加できない事情のある人がいる場合には、専門的な対応が必要になることがあります。また、亡くなった人が残した財産の全体像がはっきりせず、何がどれだけあるのかを調べるところから始めなければならない場合もあります。こうしたケースでは、自分だけで進めようとすると、どこから手をつけてよいか分からず、話し合いが止まってしまいがちです。弁護士に相談すれば、こうした複雑な事情も整理してもらえます。自分のケースが、当事者だけで解決できそうかどうか、判断に迷うときは、一度相談してみるとよいでしょう。相談してみて、自分たちだけで進められそうだと分かれば、それはそれで安心材料になります。相談は、依頼するためだけのものではなく、自分の状況を確かめるためにも役立つのです。
逆に、相続人が少なく、全員が円満に話し合えていて、財産の内容もはっきりしている、というような場合には、必ずしも弁護士に依頼する必要はないかもしれません。ただ、そうした場合でも、合意した内容を書面にまとめる段階で、書き方に不備がないかを確認してもらうために相談する、という使い方もできます。つまり、弁護士への相談は、もめているときだけのものではありません。もめているなら解決のために、円満に進んでいるなら念のための確認のために、といったように、状況に応じて活用できます。自分のケースがどちらにあたるか迷うときは、まず相談して、弁護士の助けが必要かどうかを判断してもらうのが、確実な方法だといえます。
弁護士に相談・依頼するときの費用
弁護士に相談したり、依頼したりする場合、費用が気になる人は多いでしょう。費用の考え方を見ておきましょう。仕組みを知っておくと、必要以上に身構えずに済みます。あらかじめ知っておけば安心です。
費用の内訳
弁護士に依頼する場合の費用は、いくつかの要素から成り立っています。まず、はじめに相談をする際の費用があります。次に、正式に依頼するときにかかる費用や、解決したときに、その結果に応じてかかる費用などです。一度にまとめてかかるわけではなく、段階に応じて生じるのが特徴です。これらの費用がどれくらいになるかは、依頼する内容や、財産の状況、事案の複雑さによって変わってきます。はじめの相談は、費用がかからない形で受け付けているところもあります。依頼を考えるときは、何にどれくらいの費用がかかるのかを、あらかじめ確認しておくことが大切です。最初にはっきりさせておけば、後で費用のことで悩まずに済みます。
費用の内訳を、もう少し整理してみましょう。はじめの相談にかかる費用は、依頼するかどうかを決める前の、最初のステップにあたるものです。ここで、自分のケースの見通しや、依頼した場合の費用の説明を受けられます。正式に依頼するときにかかる費用は、弁護士が実際に動き始めるにあたって必要になるものです。そして、解決したときにかかる費用は、話し合いがまとまったり、望む結果が得られたりした場合に、その成果に応じて生じるものです。このように、費用は一度にまとめてかかるのではなく、段階に応じて発生します。どの段階でどれくらいかかるのかを、はじめの相談のときにしっかり確認しておけば、費用の全体像をつかんだうえで、依頼するかどうかを落ち着いて判断できます。分からないことは遠慮なく尋ねておくと、後で驚くこともありません。
費用の見通しを立てておく
費用の面で不安がある場合は、はじめの相談のときに、費用の見通しを尋ねておくとよいでしょう。多くの場合、依頼する前に、費用の説明を受けられます。そのうえで、依頼するかどうかを決められるので、いきなり高額な費用がかかる、ということは通常ありません。また、費用の負担が心配な場合には、費用の面で支援を受けられる仕組みを利用できることもあります。費用がかかることを理由にあきらめてしまう前に、まずは相談して、見通しを立ててみることをおすすめします。見通しさえ立てば、依頼するかどうかも落ち着いて考えられます。
費用のことを考えるときに、忘れないでほしいのは、弁護士に相談することで、結果的に自分の取り分が守られることも多い、という点です。費用がかかるからと相談をためらい、当事者だけで話し合った結果、本来より少ない取り分で合意してしまっては、かえって損をすることにもなりかねません。弁護士に依頼することで、適正な取り分を確保できれば、費用を差し引いても、相談してよかったといえる結果になることもあります。もちろん、どのケースでもそうなるとは限りませんが、費用を「かかるもの」とだけ捉えるのではなく、「自分の権利を守るための備え」として考えてみるとよいでしょう。まずは相談して、費用と得られるものを比べたうえで、依頼するかどうかを判断することをおすすめします。費用だけを見て決めるのではなく、それによって何が得られるかも、あわせて考えるとよいでしょう。得られるものが費用に見合うなら、依頼する価値は十分にあります。
費用の負担が心配な場合には、収入や財産が一定の範囲内にある人などを対象に、費用の面で支援を受けられる公的な仕組みが用意されていることもあります。こうした仕組みを使えば、費用を立て替えてもらったり、負担を軽くしたりできる場合があります。利用できる条件などは、相談する窓口で確認できます。「弁護士に相談したいけれど、費用が心配で踏み出せない」という人は、まず、こうした支援が使えないかも含めて、相談してみるとよいでしょう。費用を理由に、本来受け取れるはずの取り分をあきらめてしまうのは、もったいないことです。使える支えがないかを確かめたうえで、判断することをおすすめします。費用の心配で相談をあきらめる前に、まずは窓口で尋ねてみるとよいでしょう。
相談から解決までの流れ
弁護士に相談してから、遺産分割が解決するまでは、どのような流れで進むのでしょうか。おおまかな流れを見ておきましょう。先の見通しが立つと、相談への一歩も踏み出しやすくなります。ゴールまでの道のりが分かれば、安心して取り組めます。
解決までのおおまかな流れ
弁護士に相談してから解決までの、大まかな流れは次のとおりです。全体像をつかんでおくと、見通しが立てやすくなります。どの段階も、弁護士とともに進められます。
- 弁護士に相談し、状況や希望を伝えます。
- 依頼するかどうかを決め、正式に依頼します。
- 弁護士が、相手との話し合いを進めます。
- 話し合いでまとまらない場合は、家庭裁判所での手続きに進みます。
話し合いでまとまれば、その内容を書面にして、遺産分割が完了します。まとまらない場合には、家庭裁判所での調停や、その先の手続きに進むこともあります。どの段階でも、弁護士が代わりに対応してくれるため、自分だけで抱え込まずに済みます。解決までにかかる時間は、事案によってさまざまですが、早めに動くほど、スムーズに進みやすくなります。
話し合いでまとまった場合は、その内容を遺産分割協議書という書面にまとめます。この書面があることで、後になって「言った」「言わない」の争いになるのを防げますし、不動産の名義変更などの手続きにも使えます。一方、話し合いでどうしてもまとまらない場合は、家庭裁判所に間に入ってもらう調停という手続きに進みます。それでも解決しない場合には、さらにその先の手続きへと進むことになります。こうした裁判所での手続きは、専門的で、自分だけで対応するのは大変ですが、弁護士に依頼していれば、必要な書類の準備から、裁判所でのやりとりまでを任せられます。段階が進むほど手続きは複雑になりますが、そのぶん弁護士のサポートも心強くなります。どの段階にあっても、一人で抱え込まず、専門家とともに進められるのが、依頼することの大きな安心だといえます。手続きが複雑になっても、隣に頼れる人がいれば、落ち着いて向き合えます。
相談するタイミングと進め方
遺産分割を弁護士に相談するなら、いつ、どのように進めればよいのでしょうか。タイミングと進め方を見ておきましょう。相談する時期しだいで、解決のしやすさも変わってきます。早いに越したことはありません。
早めの相談がよい理由
遺産分割の相談は、早めにするほうが、うまくいきやすくなります。話し合いがこじれてしまってからでは、関係の修復も難しくなり、解決までに時間がかかることが多いためです。もめそうだと感じた段階や、話し合いを始める前の段階で相談しておけば、こじれる前に手を打てます。また、相続には期限のある手続きもあるため、早めに動いておくことで、余裕をもって進められます。まずは一度相談して、自分のケースでどう進めるのがよいかを聞いてみるとよいでしょう。早く相談すれば、それだけ打てる手も増えていきます。
いったん感情的に対立してしまうと、たとえ法律の上では解決できても、家族の関係には深い溝が残ってしまうことがあります。早めに弁護士に相談し、こじれる前に筋道を立てておけば、そうした後々まで残るしこりを、ある程度は避けられます。また、遺産分割そのものには、いつまでにやらなければならないという明確な期限はありませんが、相続にともなうほかの手続きの中には、期限が決まっているものもあります。遺産分割が長引くと、そうした期限のある手続きにも影響が出かねません。だからこそ、早めに動き出すことが大切なのです。相談は、依頼を前提にしなくてもかまいません。まずは話を聞いてもらい、自分のケースで何に気をつければよいか、どう進めればよいかを確認するだけでも、十分に意味があります。早めに動くほど、選べる手立ても多くなり、心にも余裕が生まれます。
また、時間がたつと、必要な資料が集めにくくなったり、当事者の記憶があいまいになったりして、話し合いがいっそう難しくなることもあります。相続が起きた直後は、悲しみや慌ただしさの中で、なかなか遺産分割のことまで考えられないかもしれません。しかし、落ち着いてきたら、早めに全体の見通しを立てておくことが、後の負担を軽くします。「まだ大丈夫」と先延ばしにしているうちに、相続人どうしの関係が少しずつぎくしゃくしていく、ということもあります。もめてから慌てて相談するのではなく、その前の段階で、一度専門家の意見を聞いておく。それが、遺産分割を穏やかに終えるための、賢い進め方だといえます。備えあれば憂いなし、という言葉のとおりです。
相談前に準備しておくとよいこと
弁護士に相談する前に、いくつか準備しておくと、相談がスムーズに進みます。どのようなことを準備しておくとよいのかを見ておきましょう。ちょっとした準備で、相談の中身が濃くなります。とはいえ、準備が足りなくても相談はできますので、気負う必要はありません。
準備しておきたいこと
相談の前には、誰が相続人なのか、どのような財産があるのか、これまでの話し合いでどのような経緯があったのか、といったことを整理しておくとよいでしょう。関係する書類が手元にあれば、それも持っていくと、話が早く進みます。また、自分がどうしたいのか、何を優先したいのかを、あらかじめ考えておくと、弁護士に希望を伝えやすくなります。すべてを完璧にそろえる必要はありません。分かる範囲で整理しておけば、弁護士がそこから必要なことを聞き取ってくれます。まずは相談してみることが大切です。完璧を目指すより、一歩踏み出すことが先決です。
たとえば、亡くなった人の家族関係が分かるものや、財産の内容が分かるもの、これまでのやりとりの記録などがあれば、相談の際に役立ちます。ただ、こうした書類が今すぐそろわなくても、相談自体はできます。手元にあるものだけでも持っていけば、弁護士が、ほかに何が必要かを教えてくれます。大切なのは、完璧な準備よりも、まず一歩を踏み出すことです。「まだ準備ができていないから」と相談を先延ばしにしているうちに、話し合いがこじれてしまっては、元も子もありません。分かる範囲で状況を整理し、聞きたいことをメモしておく程度でも、相談は十分に実りあるものになります。気負わずに、まずは相談の場を持つことを考えてみましょう。準備が不十分でも、相談してみれば、次に何をすればよいかが見えてきます。
はじめての相談では、緊張してしまう人もいるかもしれません。しかし、弁護士は、こうした相談に慣れています。うまく説明できなくても、弁護士のほうから、必要なことを一つずつ質問してくれるので、心配はいりません。まずは、いま困っていることや、どうなってほしいと思っているかを、自分の言葉で伝えれば十分です。専門的な用語を使う必要もありませんし、法律のことを知らなくても問題ありません。大切なのは、ありのままの状況を伝えることです。相談を通じて、自分のケースがどういう位置づけにあるのか、これからどう進めればよいのかが見えてくれば、それだけでも気持ちが軽くなります。一人で抱え込んで悩み続けるより、まず専門家に話してみることが、解決への第一歩になります。話すことで、頭の中も整理され、次の行動が見えてきます。もやもやしていた不安も、言葉にすることで小さくなっていきます。
よくある質問
最後に、遺産分割の弁護士相談についてよく寄せられる質問にお答えします。自分の疑問に近いものがないか確認してみてください。相談を考えるときに気になりやすい点を取り上げます。同じ悩みを持つ人は多いので、参考にしてください。
話し合いが途中まで進んでいても相談できますか
はい、話し合いが途中まで進んでいても、相談できます。すでに話し合いを始めていて、途中で行き詰まってしまった、という段階からでも、弁護士に相談することは可能です。これまでの経緯を伝えれば、その時点からどう進めればよいかを整理してもらえます。ただし、まだ何も合意していない段階のほうが、弁護士としても手を打ちやすいことが多いため、行き詰まりを感じたら、できるだけ早めに相談するのがおすすめです。一度合意してしまうと覆すのが難しくなることもあるので、迷っている段階で相談しておくと安心です。途中まで進んだ話でも、専門家の目を入れることで、軌道修正できることがあります。行き詰まりを感じたら、そのままにせず相談してみましょう。
弁護士に相談するとどんなメリットがありますか
弁護士に相談すると、法律にもとづいて妥当な分け方を整理してもらえるうえ、相手とのやりとりを任せられます。感情的な対立を避けながら話し合いを進められ、自分に不利な合意をしてしまうのを防げます。話し合いがまとまらないときも、次の手続きへ進めます。当事者だけでは難しい場面で、大きな助けになります。とくに、自分の取り分をきちんと確保したい場合には、相談する意味が大きいといえます。
費用はどれくらいかかりますか
弁護士に依頼する費用は、はじめの相談の費用、依頼するときの費用、解決したときにかかる費用などから成り立ちます。金額は、依頼する内容や事案の複雑さによって変わります。はじめの相談は費用がかからない形のところもあり、依頼前に費用の説明を受けられるのが一般的です。費用の負担が心配な場合は、支援の仕組みを利用できることもあります。まずは相談のときに費用の見通しを尋ね、納得したうえで依頼するかどうかを決めるとよいでしょう。費用の説明を受けてから判断できるので、無理に依頼を迫られることはありません。
まだもめていなくても相談してよいですか
はい、もめる前でも相談して問題ありません。むしろ、もめそうだと感じた段階や、話し合いを始める前に相談しておくほうが、こじれる前に手を打てるため、おすすめです。早めに相談することで、話し合いの進め方についての見通しも立てやすくなります。相談したからといって、必ず依頼しなければならないわけではありません。まずは話を聞いてもらうだけでも、安心して話し合いに臨めるようになります。備えとして相談しておけば、いざもめたときにも慌てずに済みます。
相手が弁護士を立ててきたらどうすればよいですか
相手が弁護士を立ててきた場合は、こちらも弁護士に相談することをおすすめします。相手だけが弁護士を立てている状態では、話し合いが対等に進みにくく、自分に不利な結果になることもあります。こちらも弁護士に入ってもらえば、対等に、法律にもとづいて話し合いを進められます。不安なときは、早めに相談しておくと安心です。相手に弁護士がついたということは、それだけ相手も本気だということですから、こちらも備えておくことが大切です。対等な立場で話し合うためにも、早めに動くとよいでしょう。
どこに相談すればよいですか
遺産分割でもめそうなときや、話し合いが進まないときは、相続に詳しい弁護士に相談するのが確実です。自分のケースでの分け方の見通しや、進め方を整理してもらえますし、そのまま依頼して、相手とのやりとりを任せることもできます。相続には期限のある手続きもあるため、早めに相談しておくと安心です。一人で悩み続けるより、まず相談して道筋を立てるほうが、心の負担も軽くなります。相談の一歩を踏み出すことが、解決への近道になります。
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基礎控除額
4,200万円
課税対象額
800万円
相続税の総額(概算)
80万円
申告が必要です
※ 配偶者の税額軽減・小規模宅地等の特例を考慮しない概算です。実際の税額は個別事情により異なります。
