掲載弁護士・法律事務所 2,000以上/全国対応

フィッシング詐欺の手口と被害にあった時の対処法|補償と相談先

フィッシング詐欺の手口と被害にあった時の対処法|補償と相談先

この記事で分かること

  • フィッシング詐欺はユーザーから個人情報を騙し取って行う詐欺行為
  • 詐欺を見破るにはURLやSSL通信の確認、セキュリティソフトの利用などが有効
  • 万が一被害にあったら、警察・金融機関などに連絡し、ID・パスワードも変更を

フィッシング詐欺の典型的な手口は、金融機関などになりすましてネットバンクのID・パスワードやクレジットカード番号などを騙し取る手口です。個人情報の入力を求めるメールやサイトは安全性を確かめてから利用しましょう。複数のサイトでID・パスワードを使い回している場合は、速やかに変更しましょう。

消費者被害に強い弁護士を探す

「お客様のアカウントに不審なログインがありました」「お荷物をお届けできませんでした」。こんなメールやショートメッセージを受け取り、書かれたリンクを開いて、IDやパスワード、カード番号を入力してしまった。フィッシング詐欺の被害は、ほんの数十秒の操作から始まります。

フィッシング詐欺は、実在する会社や公的機関を装って偽のサイトに誘い込み、個人情報や金融情報を盗み取る手口です。手口は年々巧妙になり、若い人でも、パソコンに詳しい人でも、だまされることがあります。

この記事では、消費者被害の相談を受けてきた弁護士の立場から、フィッシング詐欺の代表的な手口、入力してしまった直後にやるべきこと、銀行やカード会社の補償、盗まれたお金を取り戻す方法、そして相談先までを、順を追ってお伝えします。

フィッシング詐欺とは|偽のサイトで情報を盗む手口

フィッシングという言葉は、魚釣りを意味する英語に由来するといわれています。餌となるメールで利用者を釣り上げ、偽のサイトで情報を入力させるという流れが、釣りに似ていることから名付けられました。

ほかの詐欺との違い

振り込め詐欺のように、だまして自分からお金を振り込ませる手口とは異なり、フィッシング詐欺は、まず情報を盗み、それを使って犯人が勝手にお金を動かすのが特徴です。被害者は、お金を払ったつもりがないまま、口座の残高が減っていたり、カードの請求が届いたりして、初めて被害に気づくことが多いのです。

狙われる情報

  • ネット銀行やネット通販のIDとパスワード
  • クレジットカードの番号、有効期限、裏面の確認用の番号
  • 携帯電話会社のアカウントや暗証番号
  • 氏名、住所、生年月日、電話番号
  • スマートフォンに届く確認用のコード

盗まれた情報は、不正な送金やカードの不正利用、アカウントの乗っ取りに使われます。一度流出した情報が、別の犯罪グループに売られることもあります。

盗まれた情報は、使われるまでに時間がかかることもあります。入力してから数週間後に不正な請求が届いた、という例も珍しくありません。入力してしまったと気づいたら、被害が表に出ていなくても対策を始めてください。

被害が増え続けている理由

フィッシングの報告件数は、ここ数年で大きく増えています。偽のサイトを簡単に作れる道具が出回っていることや、スマートフォンの小さな画面ではアドレスの違いに気づきにくいことが、被害の広がりを後押ししています。本物の会社のロゴや文面をそっくりまねた偽のメールも多く、見た目だけで見抜くのは難しくなっています。

だまされやすい場面

実際に荷物の配達を待っているとき、本当にその銀行やカードを使っているとき、忙しくて急いでいるとき。フィッシングのメッセージは、こうした場面にぴたりとはまると、疑う間もなく信じてしまいます。大量に送りつけられるメッセージの中から、たまたま状況が一致した人がだまされる、という仕組みです。「自分はだまされない」と思っている人ほど、油断が生まれやすいといえます。

フィッシング詐欺の代表的な手口

手口を知っておくことが、被害を防ぐ第一歩です。最近よく見られるものを挙げます。

装う相手 文面の例 狙い
宅配業者 「不在のため荷物を持ち帰りました」 偽の再配達サイトで個人情報やカード番号を入力させる
銀行 「取引を一時停止しています」「本人確認が必要です」 ネット銀行のIDとパスワードを盗み、不正に送金する
カード会社 「不正利用の可能性があります」 カード番号と確認用の番号を盗む
通販サイト 「アカウントがロックされました」 ログイン情報とカード情報を盗む
携帯電話会社 「料金の未払いがあります」 アカウントを乗っ取り、決済に使う
税務署や自治体 「給付金の手続きをしてください」「税金の還付があります」 口座情報や個人情報を盗む

偽のサイトの見た目

偽のサイトは、本物のサイトの画面をそのまま写し取って作られていることが多く、ロゴ、配色、文字の配置までそっくりです。違いが表れやすいのはアドレスで、本物の会社名に似せた文字列に、余分な文字や記号が加えられていることがよくあります。とはいえ、スマートフォンではアドレスの一部しか表示されないこともあり、アドレスだけで見抜くのも簡単ではありません。

どの手口にも共通するのは、本物そっくりの見た目と、急いで行動させる仕掛けです。落ち着いて確かめる時間を与えないことが、犯人のねらいといえます。

ショートメッセージを使う手口

電話番号だけで送れるショートメッセージを使った手口は、スミッシングとも呼ばれます。宅配業者を装ったものが典型で、リンクを開くと偽のサイトに誘導されるだけでなく、不正なアプリを入れさせられることもあります。そのアプリが、さらに別の人にショートメッセージを送る踏み台として使われる例もあります。

公的機関をかたる手口

税務署、年金の窓口、自治体などを名乗り、「還付金がある」「給付金の手続きが必要」と誘う手口も目立ちます。公的機関がメールやショートメッセージで、口座番号やカード番号の入力を求めることは基本的にありません。お金を受け取れるという話ほど、疑ってかかる必要があります。

検索結果や広告を使う手口

銀行や通販サイトの名前で検索したとき、検索結果の上のほうに表示された広告が偽のサイトだった、という被害もあります。メールのリンクを開かないよう気をつけていても、検索からたどり着いてしまうのです。ブックマークに登録した正規のサイトから入る習慣が、身を守ります。

暗号資産の取引所を装う手口

暗号資産の取引所を装い、「セキュリティの強化のため」などと称してログイン情報を入力させる手口もあります。盗まれた情報で暗号資産を別のアカウントに送られると、取り戻すのは極めて困難です。取引所のアカウントには、必ず強固な認証の設定をしておきましょう。

電話を組み合わせる手口

銀行やカード会社の担当者を名乗る電話がかかってきて、「不正利用を止めるので、届いたメールのリンクから手続きをしてください」と誘導されることもあります。電話で急かされると、冷静に考える余裕を失いがちです。電話とメールを組み合わせた手口にも注意してください。

事業者を狙う手口

個人だけでなく、会社や個人事業主も狙われます。取引先を装って請求書を送り、振込先の口座が変わったと伝えて、別の口座に代金を振り込ませる手口があります。会社のネット銀行のログイン情報を盗み、多額の送金をされる被害もあります。法人の口座の不正送金は、個人向けの補償の申し合わせの対象外とされることが多いため、社内の確認体制を整えることが重要です。

入力してしまった直後にやるべきこと

偽のサイトに情報を入力してしまったと気づいたら、とにかく早く動くことが大切です。被害を止められるかどうかは、最初の数時間で決まることも少なくありません。

  1. カード情報を入力したなら、すぐにカード会社に連絡してカードを止める
  2. 銀行の情報を入力したなら、すぐに銀行に連絡して取引を止めてもらう
  3. 入力したIDとパスワードを、正規のサイトから変更する
  4. 同じパスワードを使っている他のサービスも、すべて変更する
  5. メールや偽のサイトの画面、入力した日時を記録しておく
  6. 警察と消費生活センターに相談する

入力した情報ごとの対応

入力した情報 急いでやること
クレジットカードの情報 カード会社に連絡してカードを止め、再発行を依頼する
ネット銀行のログイン情報 銀行に連絡して取引を止め、パスワードを変更する
通販サイトのログイン情報 パスワードを変更し、登録されたカードや住所に不審な変更がないか確認する
携帯電話会社の情報 携帯電話会社に連絡し、決済の利用を止めてもらう
住所や電話番号などの個人情報 不審な連絡や郵便物に注意し、二次被害に備える

連絡先は正規の窓口から確認する

カード会社や銀行に連絡するときは、届いたメールに書かれた電話番号ではなく、カードの裏面や、正規のサイト、通帳などに書かれた番号を使ってください。偽のメールに載っている番号は、詐欺グループにつながっていることがあります。

やってはいけないこと

  • 被害を恥ずかしく思い、誰にも言わずに放置する
  • 偽のメールの送り主に返信して、抗議したり問いただしたりする
  • 「補償します」という電話に応じて、さらに情報を伝える
  • 画面やメールを削除して、記録を残さない
ワンポイントアドバイス

不正なアプリを入れてしまった場合は、スマートフォンの通信を切り、アプリを削除してください。そのアプリに与えた権限によっては、ショートメッセージの確認コードなどが抜き取られたおそれもあります。気になるときは、携帯電話会社の窓口で端末の状態を確認してもらいましょう。

銀行やカード会社の補償

フィッシングによる不正な送金やカードの不正利用は、一定の条件のもとで補償を受けられる場合があります。補償の仕組みを知っておくと、被害を受けたときの見通しが立てやすくなります。

補償は、銀行やカード会社が法律や規約に基づいて行うもので、犯人からお金を取り戻すものではありません。そのため、被害者に落ち度があるかどうかが、補償の範囲を決める大きな要素になります。

補償を受けられるかどうかの分かれ目

銀行やカード会社が重視するのは、被害者がどの程度注意を払っていたか、被害に気づいてからどれだけ早く届け出たか、という点です。たとえば、パスワードを誰かに電話で教えてしまった場合は、重大な過失とされやすくなります。反対に、本物と見分けのつかない偽のサイトに入力した場合は、過失が小さいと判断される余地があります。

クレジットカードの不正利用

クレジットカードの会員規約では、不正利用があった場合に、カード会社に届け出た日からさかのぼって一定の期間内の被害を補償する定めを置いていることが一般的です。多くのカード会社は、この期間を60日としています。ただし、カードの管理や暗証番号の扱いに重大な落ち度がある場合や、家族による利用の場合は、補償の対象外とされることがあります。

補償の申請では、いつ気づき、いつ届け出たかが重視されます。届出が遅れると、その間に生じた被害が補償の対象から外れることもあります。

ネット銀行の不正送金

個人の口座からのインターネットバンキングでの不正な送金については、銀行業界が補償に関する申し合わせをしています。預金者に落ち度がなければ、原則として全額が補償されます。ただ、預金者に過失があれば補償が減らされたり、重大な過失があれば補償されなかったりすることがあります。

被害の種類 補償の考え方 補償が減る・受けられないことがある場合
カードの不正利用 会員規約に基づき、届出から一定期間さかのぼって補償 届出が遅い、暗証番号の管理に重大な落ち度がある
ネット銀行の不正送金 落ち度がなければ原則として全額補償 パスワードを他人に教えた、明らかに不審なサイトに入力した

ある会社員のケース

40代の会社員が、銀行を名乗るショートメッセージのリンクから、ネット銀行のIDとパスワード、確認用のコードを入力してしまいました。数分後、口座から数十万円が見知らぬ口座に送金されていることに気づき、すぐに銀行へ電話しました。銀行は取引を止め、会社員は警察に被害を届け出ました。その後の銀行の調査で、偽のサイトが本物と見分けにくいものだったことなどが考慮され、補償を受けることができました。気づいてすぐに連絡したことが、結果を大きく左右した例です。

デビットカードやプリペイドカード

口座からすぐに代金が引き落とされるデビットカードは、不正利用されると、その時点で口座のお金が減ってしまいます。補償の仕組みはカード会社ごとに異なり、クレジットカードとは条件が違うこともあります。プリペイドカードや電子マネーは、補償の対象外とされることも多いため、規約を確認しておきましょう。

補償を受けるためのポイント

補償を受けるには、被害に気づいたらすぐに届け出ること、警察に被害を届け出ること、銀行やカード会社の調査に協力することが求められます。フィッシングにだまされて自分でパスワードを入力したことが、過失にあたるかどうかが争われることもあります。偽のサイトが本物とほとんど見分けがつかなかった事情などは、しっかり説明しましょう。

補償を待つ間の支払い

カードの不正利用が調査中の間に、請求の引き落とし日が来てしまうこともあります。カード会社に事情を伝えれば、調査が終わるまで引き落としを止めてもらえることがあるため、早めに相談しておきましょう。

補償の申請で求められるもの

補償を申請する際には、被害の状況を説明する書面、警察に届け出た日時や受理番号、フィッシングのメールや偽のサイトの画面などを求められることが一般的です。記録が残っていないと、状況を説明するのに苦労します。被害に気づいたら、画面の保存を忘れないでください。

盗まれたお金を取り戻す方法

補償の対象にならなかったお金や、自分で振り込まされたお金を取り戻すには、別の手段を考える必要があります。

フィッシングの被害でも、途中で「手数料を振り込めば解除する」などと言われ、自分で送金してしまうことがあります。この場合は、次の方法で回収を目指します。

振込先の口座を凍結してもらう

だまされて特定の口座にお金を振り込んだ場合は、すぐに振込先の銀行と警察に連絡し、口座を凍結してもらうよう求めます。振り込め詐欺救済法という法律に基づき、凍結された口座に残っているお金は、手続きを経て被害者に分配されます。ただし、口座にお金が残っていなければ、戻ってくるお金もありません。一刻も早い連絡が、回収の可能性を左右します。

口座の凍結を求める際は、振り込んだ日時、金額、振込先の銀行名と支店名、口座番号、口座の名義を正確に伝えられるよう、振込の記録を手元に用意してください。

分配金を受け取るまでの流れ

口座が凍結されると、その口座にお金が残っていた場合、預金保険機構のサイトで手続きの開始が公告されます。被害者は、定められた期間内に銀行に申請し、被害額に応じて分配金を受け取ります。申請の期間を過ぎると受け取れなくなるため、銀行からの案内や公告を見落とさないようにしてください。

暗号資産や電子マネーの場合

暗号資産や電子マネーで支払わされた場合は、振り込め詐欺救済法の対象外になります。取り戻すことは、銀行振込の場合よりずっと難しくなるのが実情です。暗号資産の交換業者に連絡し、送金先のアカウントの凍結を求めるなどの対応を急いでください。

カード会社への異議の申出

身に覚えのない請求がカードの明細に載っていたら、カード会社に利用していない旨を申し出ます。カード会社は、加盟店に確認するなどの調査を行い、不正利用と認められれば、請求を取り消します。調査の間は、請求の支払いを保留してもらえることもあるので、早めに相談してください。

犯人に損害賠償を求める

犯人が捕まれば、損害賠償を求めることができます。刑事裁判の中で被害の回復を求める制度もあります。ただ、フィッシング詐欺の犯人は、組織的に動いていたり、海外に拠点があったりすることが多く、実際に回収できるケースは多くありません。

フィッシング詐欺に関わる法律と罰則

フィッシング詐欺は、いくつもの法律で処罰の対象になっています。

行為 成立し得る罪
偽のサイトを作り、IDやパスワードの入力を求める 不正アクセス禁止法違反(不正な入力要求)
盗んだIDとパスワードでログインする 不正アクセス禁止法違反(不正アクセス)
盗んだ情報で不正に送金したり買い物をしたりする 電子計算機使用詐欺罪、詐欺罪
実在の会社のロゴを無断で使う 商標法違反など

偽のサイトを作って入力を求めるだけで処罰の対象になる点が、フィッシングを取り締まるうえでの特徴です。実際に誰かが入力していなくても、罪は成立します。

犯人が捕まる場合

警察は、フィッシングの偽のサイトの運営者や、盗んだ情報で不正に送金した者、送金先の口座を提供した者などを摘発しています。口座を売り渡した人や、お金を引き出す役を担った人が逮捕されることも多くあります。被害者が届け出た情報が、こうした捜査の手がかりになります。

フィッシング詐欺を見抜くポイント

完全に見抜くのは難しくても、次の点に気をつければ、被害に遭う危険は大きく減らせます。

手口は次々と新しくなります。一つの見抜き方に頼るより、「メールから入力しない」という原則を守るほうが確実です。

不安をあおる文面に注意

「今すぐ」「24時間以内に」「アカウントが停止されます」といった、急がせる言葉や不安をあおる言葉は、フィッシングの典型的な特徴です。本物の会社が、こうした言葉で個人情報の入力を急がせることはまずありません。

とくに、ログインや支払い、個人情報の入力を求めるメッセージには、立ち止まって確かめる習慣をつけましょう。

リンクを開かない習慣

  • メールやショートメッセージのリンクから、ログインしたり情報を入力したりしない
  • 確認が必要なら、ブックマークや公式のアプリから入る
  • サイトのアドレスが正規のものか、一文字ずつ確かめる
  • 心配なら、正規の窓口に電話で確認する

メールの差出人は信用しない

メールの差出人の表示は、簡単に偽ることができます。本物の会社のメールアドレスが表示されていても、それだけで本物だとは言えません。差出人ではなく、メールの中身が何を求めているかで判断しましょう。個人情報の入力を求めていたら、まず疑うのが基本です。

二段階認証を設定する

ログインのたびに、パスワードとは別の確認を求める二段階認証を設定しておくと、パスワードが盗まれても不正なログインを防げる場合があります。ただし、偽のサイトで確認コードまで入力させる手口もあるため、コードを入力する前に、そのサイトが本物かどうかを必ず確かめてください。

家族と共有しておきたいこと

高齢の親や、スマートフォンを使い始めたばかりの子どもは、フィッシングに気づきにくいことがあります。「メールのリンクから情報を入力しない」「迷ったら家族に聞く」といった約束を、家族の間で共有しておきましょう。実際に届いた偽のメールを見せながら話すと、手口のイメージがつかみやすくなります。

端末とアプリの設定

スマートフォンの本体やアプリを最新の状態に保つこと、公式のアプリストア以外からアプリを入れないことも、基本的な対策です。迷惑メッセージを自動で振り分ける機能を使えば、そもそも偽のメッセージが目に入る機会を減らせます。

相談できる窓口

被害に遭ったとき、一人で抱え込む必要はありません。

窓口 相談できること
警察(相談専用電話 #9110、各都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口) 被害の届出、捜査
消費者ホットライン(188) 最寄りの消費生活センターにつながり、対応の助言を受けられる
銀行やカード会社 取引の停止、補償の手続き
弁護士 補償をめぐる交渉、返金の手続き、損害賠償の請求

相談のときに用意するもの

  • 届いたメールやショートメッセージの画面
  • 偽のサイトの画面やアドレス(控えていれば)
  • 入力した情報の種類と、入力した日時
  • 被害の内容が分かる明細や取引の記録
  • 銀行やカード会社、警察とのやり取りの記録

弁護士に相談するメリット

フィッシング詐欺の被害額が大きい場合や、銀行やカード会社との補償の交渉がうまくいかない場合は、弁護士に相談することを考えてください。

フィッシングの被害では、銀行、カード会社、通販サイト、携帯電話会社など、関わる相手が多くなりがちです。どこに何を求めればよいのかを整理するだけでも、専門家の力を借りる価値があります。

被害が数十万円を超える場合や、補償を断られた場合、事業用の口座が狙われた場合は、特に専門家の判断が役立ちます。

補償をめぐる交渉

銀行やカード会社から「過失があるので補償できない」と言われても、その判断が正しいとは限りません。弁護士は、フィッシングの手口の巧妙さや、被害に気づいてからの対応などを整理し、補償を受けるべき事情を主張します。

費用の考え方

弁護士費用は、被害額や依頼する手続きによって変わります。被害額が少ない場合は、費用のほうが高くつくこともあるため、まずは消費生活センターや無料の法律相談を利用して、見通しを確かめるのもよいでしょう。

事業者の被害への対応

会社の口座から不正に送金された場合、個人向けの補償の申し合わせが使えないことが多く、銀行との交渉や、社内の管理体制の見直しが必要になります。取引先を装った偽の請求による被害では、取引先との間で誰が損失を負担するのかが問題になることもあります。事業者の被害こそ、早い段階で弁護士に相談する意味があります。

返金の手続きの支援

振込先の口座の凍結や、被害回復のための分配金の手続きを、速やかに進める手伝いができます。二次被害として、「お金を取り戻します」とうたう業者から勧誘を受けることもありますが、弁護士が窓口になれば、こうした勧誘にだまされる危険も減らせます。

注意

詐欺の被害者を狙って、「被害金を取り戻せます」と連絡してくる業者がいます。着手金を払わせた後に連絡が取れなくなる、二次被害の典型的な手口です。弁護士を名乗る場合も、日本弁護士連合会のサイトで弁護士として登録されているかを確かめてください。

よくある質問

リンクを開いただけで、何も入力していません。大丈夫ですか

リンクを開いただけで直ちに被害が出ることは多くありません。ただし、不正なアプリのインストールを求められて入れてしまった場合は、端末の情報が盗まれている可能性があります。心配なら、パスワードの変更と、端末の状態の確認をしておきましょう。

カード会社から補償を断られました

断られた理由を書面で確認してください。会員規約のどの規定に基づく判断なのかが分かれば、反論の余地があるかを検討できます。納得できない場合は、消費生活センターや弁護士に相談しましょう。

パスワードを変えれば、もう安心ですか

パスワードの変更は大切な対策ですが、それだけでは十分でないこともあります。変更する前に、犯人がメールアドレスや電話番号などの登録情報を書き換えていないか確認してください。書き換えられていると、パスワードを変えても犯人にアカウントを取り戻されるおそれがあります。

情報を入力してから数日経っています。今からでも間に合いますか

間に合う可能性はあります。まだ不正に使われていなければ、カードの停止やパスワードの変更で被害を防げます。すでに被害が出ていても、補償の申請や口座の凍結の手続きは、一日でも早く始めてください。

家族の名前でメールが届き、情報を入力してしまいました

知人や家族のアカウントが乗っ取られ、そこからフィッシングのメッセージが送られてくることもあります。入力した情報に応じて、カードの停止やパスワードの変更などの対応を急いでください。家族にも、アカウントが乗っ取られている可能性を伝えましょう。

会社のパソコンで偽のサイトに入力してしまいました

会社の情報を入力してしまった場合は、すぐに会社の情報システムの担当者や上司に報告してください。報告が遅れると、会社全体の被害が広がるおそれがあります。自分の判断だけでパスワードを変えて済ませようとせず、会社の指示に従って対応しましょう。

フィッシングのメールを受け取っただけでも、報告したほうがよいですか

被害がなくても、フィッシング対策の団体などに報告すると、偽のサイトの閉鎖や注意喚起に役立ちます。装われた会社に知らせるのも有効です。受け取ったメールは開かずに削除して構いません。

だまされた自分が悪いのでしょうか

いいえ。フィッシングは、多くの人がだまされるよう周到に作られた犯罪です。悪いのは犯人であり、被害に遭った方ではありません。恥ずかしさから相談をためらうと、被害が広がるおそれがあります。気づいたらすぐに周囲に知らせ、必要な対応をとってください。

本物か偽物か分からないメールが届いたら

メールのリンクは開かず、公式のアプリやブックマークから自分のアカウントにログインして、お知らせが届いているか確認してください。本当に手続きが必要なら、そこに案内が出ているはずです。電話で確認する場合も、公式のサイトに載っている番号を使いましょう。

被害額が少なくても相談してよいですか

もちろん構いません。少額でも、盗まれた情報がさらに悪用されるおそれがあります。早めに相談して対応を確認しておくことが、大きな被害を防ぐことにつながります。

警察に届け出ると、お金は戻ってきますか

警察への届出だけで、お金が自動的に戻ってくるわけではありません。ただ、銀行やカード会社の補償を受ける際に、警察への届出が求められることが多いため、必ず届け出ておきましょう。犯人が逮捕されれば、損害賠償を求める道も開けます。

消費者トラブルに巻き込まれたら弁護士に相談を
悪質な不正請求・不当契約は法律のプロが解決
  • 購入した商品が不良品でメーカーに問い合わせたところ、返金・交換に応えなかった
  • クレジットカードの利用明細に見に覚えのない請求が含まれていた
  • 突然、アダルトサイトから料金を請求された
  • 月額契約したエステサロンをやめたいのに解約させてもらえない
  • 祖母が不要な住宅リフォーム契約を結ばされていた
掲載2,000以上事務所 初回相談無料の事務所多数 全国対応

かんたん3ステップで相談できます

1
お住まいの
地域を選ぶ
2
事務所を
比べて選ぶ
3
無料相談を
申し込む
上記に当てはまるなら弁護士に相談
消費者被害に強い弁護士を探す