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交差点での交通事故の過失割合|信号あり・なし別に解説

交差点での交通事故の過失割合|信号あり・なし別に解説

この記事で分かること

  • 交差点の事故で過失割合が重要になる理由と、過失相殺で賠償額が減る仕組み
  • 信号の有無・優先道路・一時停止規制・道幅など交差点の過失割合を決める要素
  • 信号あり/なし・出会い頭・自転車歩行者のケース別の過失割合の目安と有利にする方法

交差点での交通事故の過失割合は、信号の有無と色、優先道路かどうか、一時停止規制の有無、道路の幅などで決まります。信号ありの交差点では信号の色が、信号なしでは優先関係や一時停止規制が割合を左右します。出会い頭や自転車歩行者が絡む事故は争いになりやすく、ドライブレコーダーなどの証拠が重要です。納得できないときは弁護士に相談しましょう。

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交通事故のなかでも、交差点での事故はとくに多く、過失割合をめぐって争いになりやすい場面です。「自分は青信号だったのに」「相手が一時停止を無視したのに、なぜ自分にも過失が?」と、納得がいかない思いを抱える方も少なくありません。交差点は、車が四方から行き交う複雑な場所だけに、事故の状況も人それぞれです。交差点の事故は、信号の有無や優先関係など、さまざまな条件で過失割合が細かく変わります。この記事では、交差点での交通事故の過失割合がどう決まるのか、ケース別の目安と注意点を、弁護士の視点でわかりやすく解説します。ご自身の事故がどの類型にあたるのか、確認しながら読んでみてください。

交差点の事故で過失割合が重要になる理由

交差点は、複数の道路が交わり、車・自転車・歩行者がさまざまな方向から行き交う場所です。それだけに事故が起きやすく、しかも当事者双方が動いていることが多いため、どちらにどれだけの責任があるのかが問題になりやすいのです。追突事故のように一方が止まっているケースと違い、交差点では双方に何らかの過失が認められることも珍しくありません。

過失割合とは、事故の責任を当事者の間でどう分けるかを示した割合のことです。この割合によって、受け取れる賠償額が変わります。自分の過失割合が大きくなると、その分だけ賠償額が減らされてしまいます。これを過失相殺といいます。被害者であっても、自分に過失があれば、その分は自己負担になるという考え方です。

交差点の事故では、双方が動いているぶん、お互いに過失を主張し合う展開になりがちです。「自分のほうが正しい」と双方が思っていると、過失割合の交渉は難航します。だからこそ、客観的な基準と証拠にもとづいて、冷静に割合を判断することが大切になります。

たとえば、損害額が300万円で自分の過失割合が2割なら、2割分が差し引かれて受け取れるのは240万円です。交差点の事故では、この割合が事故の状況によって大きく変わるため、慎重に見極める必要があります。もし過失割合が「3割」とされてしまえば、受け取れるのは210万円となり、2割のときと比べて30万円も減ってしまいます。たった1割の違いが、これだけの差を生むのです。過失割合の基本的な考え方については、次の記事で詳しく解説しています。

ワンポイントアドバイス
交差点の事故は、信号や優先関係によって過失割合が細かく変わります。保険会社が示す割合をうのみにせず、自分のケースがどの類型にあたるのかを知っておくことが、適正な賠償を受け取る第一歩になります。

交差点の事故では、「自分は悪くない」と思っていても、思わぬ過失をつけられることがあります。逆に、相手の主張をそのまま受け入れてしまい、本来より重い過失を負わされてしまうこともあります。そうならないために、まずは交差点の過失割合がどう決まるのかを理解しておきましょう。知識があるだけで、保険会社との交渉に臨む姿勢が変わってきます。相手の言い分に流されず、自分のケースを冷静に見極める力が身につくのです。

交差点の過失割合は何で決まるのか

  • 信号の有無と信号表示(青・黄・赤のどの段階で進入したか)
  • 一時停止規制や優先道路かどうかといった道路状況
  • スピード違反などの著しい過失や重過失の有無

交差点での過失割合は、いくつかの要素を組み合わせて決まります。まずは、どんな要素が割合を左右するのかを押さえておきましょう。ここを理解しておくと、自分のケースの過失割合がどのあたりになりそうか、見当をつけやすくなります。

信号の有無と色

もっとも大きな要素が、信号の有無とその色です。信号機のある交差点では、どちらが青信号だったかが過失割合を決める決定的なポイントになります。赤信号で進入した側に大きな過失が認められるのが原則です。

信号は、交通ルールのなかでももっとも基本的なものです。それだけに、信号を守っていたかどうかは、過失割合を判断する際にも最重視されます。赤信号を無視して進入すれば、原則として大きな責任を負うことになります。なお、黄信号での進入は、状況によって判断が分かれます。停止できたのに進入した場合は過失が重くなることがあるため、黄信号では原則として停止するのが安全です。

優先道路かどうか

信号機のない交差点では、どちらが優先道路を走っていたかが重要になります。優先道路を走っていた車のほうが有利になり、優先道路でない側の過失が重くなる傾向があります。優先道路とは、交差点を通り抜ける形で中央線が引かれている道路などを指します。

一時停止規制の有無

一時停止の標識がある場合、それを守らなかった側の過失が重くなります。一時停止を無視して交差点に進入した車は、大きな責任を問われることになります。「止まれ」の標識は、その場でいったん停止して安全を確認する義務を課すものだからです。

道路の幅

道幅が異なる道路同士が交わる交差点では、広い道路を走っていた車のほうが有利になる傾向があります。狭い道路から広い道路に進入する際は、より高い注意義務が求められるためです。広い道路は交通量も多く、優先されやすいと考えられています。

要素 過失割合への影響
信号の色 赤信号で進入した側の過失が重くなる
優先道路 優先道路でない側の過失が重くなる
一時停止規制 一時停止を怠った側の過失が重くなる
道路の幅 狭い道路側の過失が重くなる傾向

これらの要素が組み合わさって、最終的な過失割合が決まります。さらに、スピード違反やわき見運転といった個別の事情があれば、その分が加味されて修正されます。

たとえば、本来は5対5になる事故でも、一方が大幅なスピード違反をしていれば、その車の過失が1〜2割ほど重くなることがあります。逆に、相手にだけ著しい不注意があれば、こちらの過失が軽くなることもあります。こうした個別の事情をどこまで主張できるかが、過失割合を有利にするうえで重要になります。基本の目安だけで決めつけず、自分のケースに特有の事情がないか振り返ってみることが大切です。

【信号あり】交差点の過失割合の目安

信号機のある交差点では、信号の色が過失割合を決める最大のポイントになります。代表的なケースを見てみましょう。自分の事故がどれに近いか、照らし合わせながら読んでみてください。

青信号と赤信号の車の事故

自分が青信号で直進し、相手が赤信号を無視して進入してきた場合、過失割合は10対0(相手が全責任)になるのが原則です。青信号を信じて進行していた側に落ち度はないと判断されるためです。信号は、運転者がもっとも信頼してよいルールだからです。

青信号で進んでいる以上、まさか相手が赤信号で飛び出してくるとは予測できません。だからこそ、青信号側の過失はゼロとされるのです。ただし、青信号側にも、明らかに避けられる事故を漫然と起こした場合などは、わずかに過失がつくこともあります。基本は被害者有利ですが、状況次第である点は知っておきましょう。過失割合が10対0になるケースについては、次の記事で詳しく解説しています。

右折車と直進車の事故

交差点でよくあるのが、右折車と対向の直進車の事故です。どちらも青信号で進入していた場合、直進車が優先されるため、右折車のほうが過失が重くなります。おおむね右折車8割、直進車2割が基本の目安です。

右折は、対向車の動きをよく見て、安全を確認してから行う必要があります。直進車は基本的にそのまま進む権利があるため、右折車のほうに高い注意義務が課されるのです。ただし、直進車が信号の変わり際に進入した、スピード違反をしていた、といった事情があれば、割合が修正されることもあります。

右折車と直進車の事故は、交差点の事故のなかでも特に多いパターンです。「直進車が来ないだろう」と思って右折したところに直進車が来てぶつかる、というケースがよくあります。右折するときは、対向車との距離やスピードを慎重に見極めることが、事故を防ぐうえでも、過失割合の面でも重要になります。

補足
同じ「右折車と直進車の事故」でも、信号の状況によって過失割合は大きく変わります。直進車が黄信号や赤信号で進入していた場合は、直進車の過失が重くなることもあります。一概に「右折車が悪い」とは限りません。

このように、交差点の事故は「基本の目安」だけでは決まりません。同じ右折事故でも、信号の色、スピード、進入のタイミングなど、細かな状況によって割合は変わります。だからこそ、自分のケースの具体的な状況を正確に把握し、それを証拠とともに主張できるかどうかが、適正な過失割合を得る鍵になるのです。

【信号なし】交差点の過失割合の目安

信号機のない交差点では、優先関係や一時停止規制、道幅などによって過失割合が決まります。信号がないぶん、判断が複雑になりやすい類型です。住宅街の細い道が交わる交差点などで起きやすく、出会い頭の事故にもつながりやすいので注意が必要です。

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一方に一時停止規制がある場合

一方の道路に一時停止の標識がある場合、それを守らなかった側の過失が重くなります。一時停止側が8割、規制のない側が2割程度が基本の目安です。一時停止を無視して交差点に入るのは、それだけ危険な行為とみなされるのです。一時停止の標識は、交差点での事故を防ぐために設けられているものだからです。

ただし、一時停止をきちんと守っていたのに事故にあった場合は、過失割合が大きく変わります。一時停止して安全を確認したうえで進入したのであれば、その事実を証拠で示せれば、過失を軽くできる可能性があります。たとえば、ドライブレコーダーに一時停止した様子が記録されていれば、有力な証拠になります。「止まったのに、相手が猛スピードで突っ込んできた」というケースでは、相手側の過失がより重くなることもあります。

優先道路がある場合

一方が優先道路の場合、優先道路を走っていた車が有利になります。優先道路でない側の過失が重くなり、おおむね優先道路側2割、非優先道路側8割が目安です。優先道路を走る車は、交差点でも基本的に減速せずに通行できると考えられているためです。

優先道路かどうかは、道路標識や道路標示で見分けられます。「優先道路」の標識があるほか、交差点内まで中央線や車道外側線が引かれている道路は優先道路とされます。自分が走っていた道路が優先道路だったことを示せれば、過失割合を有利にする材料になります。

同じような道幅で規制もない場合

道幅が同程度で、優先関係も一時停止規制もない交差点では、左方優先の原則が適用されます。自分から見て左から来た車が優先されるため、右側から進入した側の過失がやや重くなります。この場合、過失割合は6対4程度になることが多いです。

左方優先は、あまり知られていないルールかもしれません。信号も標識もない交差点では、左から来る車を優先する、と覚えておくとよいでしょう。とはいえ、こうした交差点では双方とも十分に減速し、安全を確認することが何より大切です。実際の事故では、左方優先だけでなく、どちらが先に交差点に進入していたか、徐行していたかなども加味して、最終的な割合が判断されます。

出会い頭の事故と過失割合

交差点の事故で特に多いのが、出会い頭の事故です。左右から進入した車同士が交差点の中央付近でぶつかるケースで、信号のない交差点で起きやすい類型です。

出会い頭の事故は、上で説明した「信号なし」の交差点のルールがそのまま当てはまります。一時停止規制の有無、優先道路かどうか、道幅、左方優先などをもとに過失割合が決まります。

出会い頭の事故が起きやすいのは、見通しの悪い交差点です。建物や塀で左右が見えにくい交差点では、お互いに相手の接近に気づかず、交差点の中央でぶつかってしまうのです。こうした事故を防ぐには、見通しの悪い交差点では必ず徐行し、安全を確認することが欠かせません。

出会い頭の事故は、双方が「相手が悪い」と主張しがちで、過失割合をめぐって争いになりやすいのが特徴です。客観的な証拠が解決の決め手になります。出会い頭の事故の原因や特徴、過失割合の詳細は、次の記事で詳しく解説しています。

自転車・歩行者が絡む交差点事故

交差点では、自動車同士だけでなく、自転車や歩行者を巻き込む事故も起きます。この場合、過失割合の考え方が変わってきます。自転車や歩行者は交通弱者として保護されるため、自動車側の過失が重く見られるのが基本です。

歩行者が絡む場合

歩行者は交通弱者として手厚く保護されるため、過失割合は歩行者に有利になります。横断歩道を青信号で渡っていた歩行者がはねられた場合、歩行者の過失はゼロになるのが原則です。

歩行者は身を守る手段がほとんどなく、事故にあえば大きなケガを負いやすい立場にあります。そのため、自動車の運転者には歩行者を保護する高い義務が課されているのです。ただし、歩行者が赤信号で横断していた、横断歩道のない場所を渡っていた、といった場合は、一定の過失がつくこともあります。それでも、自動車側の責任が重く見られる点は変わりません。とくに、子どもや高齢者が被害者の場合は、さらに手厚く保護され、歩行者側の過失が軽く見られる傾向があります。歩行者が絡む事故の過失割合については、次の記事もご覧ください。

自転車が絡む場合

自転車も、自動車に比べれば交通弱者とされ、過失割合は有利になる傾向があります。ただし、自転車にも信号無視や一時不停止などの違反があれば、その分の過失がつきます。歩行者ほど手厚くは保護されない点に注意が必要です。

自転車は「車両」の一種であり、本来は交通ルールを守る義務があります。そのため、自転車側に明らかな違反があれば、相応の過失が認められます。とはいえ、自動車と自転車では被害の大きさが大きく異なるため、全体としては自転車側が保護される傾向にあります。近年は自転車の交通違反への取り締まりも強化されており、自転車だからといって必ず有利になるとは限らない点には注意が必要です。

注意
自転車や歩行者が絡む事故でも、相手方の保険会社は被害者に過失を主張してくることがあります。「交通弱者だから過失ゼロ」と思い込まず、提示された割合が適正かどうかを確認することが大切です。

交差点の事故で過失割合を有利にするには

交差点の事故は、状況が複雑なだけに、過失割合をめぐって争いになりやすいものです。適正な割合を主張するために、できることを押さえておきましょう。ポイントは、証拠の確保と専門家の活用です。

ドライブレコーダーの映像を確保する

交差点の事故で最大の武器になるのが、ドライブレコーダーの映像です。信号の色や、どちらが先に交差点に進入したかなど、過失割合を左右する事実を客観的に示せます。映像があれば、相手が事実と違う主張をしても、それに対抗できます。

交差点の事故は、双方が「自分は青だった」「相手が飛び出してきた」と主張し合い、水掛け論になりがちです。そんなとき、映像という客観的な証拠があれば、一気に決着がつくことがあります。ドライブレコーダーの映像は上書きされて消えることもあるため、事故にあったら早めに保存しておきましょう。前方だけでなく後方や側方も記録できるドライブレコーダーなら、交差点での複雑な事故状況もより正確に残せます。

事故現場の状況を記録する

信号機の位置、一時停止の標識、道路の幅、車の停止位置などは、過失割合を判断する材料になります。事故直後に写真を撮るなどして、現場の状況を記録しておきましょう。

とくに信号のない交差点では、優先道路かどうか、道幅はどうか、といった情報が過失割合を左右します。標識や道路の状況を写真に残しておけば、後の交渉で役立ちます。目撃者がいれば、連絡先を聞いておくことも大切です。

実況見分にしっかり対応する

警察が行う実況見分では、自分の認識を正確に伝えることが大切です。ここで作成される調書は、後の過失割合の判断に影響します。事実と違う点があれば、その場できちんと指摘しましょう。実況見分への臨み方は、次の記事で詳しく解説しています。

事故直後は動揺していて、つい相手の言い分に流されてしまうこともあります。けれども、ここでの説明が後々の過失割合を左右することもあります。落ち着いて、自分が見たこと・起きたことを正確に伝えるよう心がけてください。

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弁護士に相談する

交差点の事故は類型が多く、過失割合の判断が専門的になりがちです。保険会社の提示が適正かどうかを自分で判断するのは簡単ではありません。納得できないときは、弁護士に相談するのが確実です。

弁護士は過去の裁判例や事故類型ごとの基準に精通しており、証拠をもとに適正な割合を主張できます。過失割合が見直されれば、受け取れる賠償額も大きく変わります。

交差点の事故は、本当に類型が多く、専門家でないと正確な基準が分かりにくいものです。「右折車は8割」といった大まかな目安は知られていても、そこに信号の状況や個別の事情が加わると、判断は一気に難しくなります。保険会社の提示が基準どおりなのか、それとも被害者に不利になっていないのか。それを見極められるのは、基準に精通した弁護士です。納得がいかないときに相談すれば、損を防げる可能性が高まります。

とくに、ケガが重く損害額が大きいケースでは、過失割合の数%の違いが、数十万円から数百万円の差につながることもあります。そうしたケースでこそ、弁護士に相談する価値が大きくなります。

弁護士に相談するメリット
弁護士は交差点事故の過失割合の基準を熟知しており、証拠にもとづいて適正な割合を主張できます。過失割合が見直されれば、慰謝料を含む賠償額が大きく増えることもあります。弁護士費用特約を使えば、自己負担なく依頼できることも多いです。

弁護士が交渉に入ることで賠償額が増えるしくみは、次の記事をご覧ください。

交差点の事故の過失割合に関するよくある質問

最後に、交差点の事故の過失割合についてよく寄せられる質問をまとめました。同じ疑問を持つ方は多いので、参考にしてください。

青信号で進んでいたのに過失をつけられました。
青信号で直進していた場合、原則として過失はつきません。ただし相手が「自分が青だった」と主張することもあるため、信号の状況を示す証拠が重要です。ドライブレコーダーの映像があれば有力な反論材料になります。
信号のない交差点では過失割合はどう決まりますか?
優先道路かどうか、一時停止規制があるか、道幅はどうか、といった要素で決まります。これらの条件によって割合が細かく変わるため、自分のケースがどの類型にあたるかを確認することが大切です。
右折中に直進車とぶつかりました。過失はどうなりますか?
どちらも青信号なら、直進車が優先されるため右折車の過失が重くなり、おおむね右折車8割が目安です。ただし直進車のスピード違反などがあれば修正されることもあります。
出会い頭の事故で相手と主張が食い違っています。
出会い頭の事故は争いになりやすい類型です。客観的な証拠が解決の決め手になります。ドライブレコーダーや目撃者の証言があれば、適正な過失割合を主張しやすくなります。
歩行者をはねてしまいました。過失割合はどうなりますか?
歩行者は交通弱者として保護されるため、運転者側の過失が重くなります。横断歩道を青信号で渡っていた歩行者なら、過失はゼロとされるのが原則です。
保険会社が示した過失割合に納得できません。
保険会社の提示は一方の主張にすぎず、交渉で見直される余地があります。事故類型の基準や客観的な証拠をもとに反論できます。納得できないときは弁護士に相談するのが確実です。
交差点の事故でも弁護士に頼んだほうがいいですか?
交差点の事故は類型が多く、過失割合の判断が専門的になりがちです。弁護士に相談すれば、適正な割合を主張でき、賠償額が増えることもあります。弁護士費用特約があれば自己負担なく依頼できます。

まとめ

交差点での交通事故の過失割合は、信号の有無と色、優先道路かどうか、一時停止規制の有無、道路の幅などによって決まります。信号機のある交差点では信号の色が、信号機のない交差点では優先関係や一時停止規制が、それぞれ過失割合を左右する大きなポイントになります。これらの要素に、スピード違反やわき見運転といった個別の事情が加味されて、最終的な割合が決まります。

交差点の事故は類型が多く、状況によって割合が細かく変わるため、保険会社が示す割合が適正とは限りません。とくに出会い頭の事故や、自転車・歩行者が絡む事故は、争いになりやすい類型です。提示された過失割合をそのまま受け入れると、本来より少ない賠償しか受け取れないこともあります

過失割合に納得できないときは、ドライブレコーダーの映像などの客観的な証拠を確保し、必要に応じて弁護士に相談することが大切です。過失割合が見直されれば、慰謝料を含む賠償額が大きく変わることもあります。「自分は悪くないはずなのに」と感じたら、提示された割合をうのみにせず、まずは専門家に確認することから始めてみてください。

交差点の事故は、誰にでも起こり得る身近な事故です。だからこそ、いざというときに備えて、過失割合の基本的な考え方を知っておくことには大きな意味があります。日頃からドライブレコーダーを備え、事故にあったら冷静に証拠を残す。その積み重ねが、適正な賠償を受け取ることにつながります。交差点での事故にあい、過失割合に少しでも疑問を感じたら、一人で悩まず、専門家の力を借りることも検討してみてください。この記事が、その備えの一助になればうれしく思います。

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