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ギャンブル依存による借金~借金だけの問題じゃない!依存症解決の重要性
この記事で分かること
- ギャンブル依存症は精神疾患のひとつ
- ギャンブル依存症を治すためには、専門家に頼り、本人が主体的に治そうと思うことが大切
- ギャンブル依存症による借金問題を解決するには、債務整理について弁護士に相談することがおすすめ
なんで自分はギャンブルをやめられないのだ。意志が弱すぎる。だらしなさすぎる。人間としてダメなのだ。と思っている方はいませんか。周りからもそう見られるために、自分でもそう思ってしまいがちですが、ギャンブル依存症は誰にでもなってしまう可能性があります。ギャンブル依存症によって作ってしまった借金も、下で紹介するように対処法がありますが、その後の将来を苦しいものにしてしまうこともあります。
ギャンブルで借金?ギャンブル依存症とは
「依存症」とは、やめたくてもやめられないという状態のことを言います。アルコールや薬物、ギャンブル等が依存症になりやすいものとして知られています。依存症が悪いのは、周りのもっと大切なことよりも依存しているものを優先してしまうためです。
今回紹介するギャンブル依存症とは、つまりギャンブルをやめたくてもやめられず、大切なことをほったらかしにしてギャンブルをやってしまう状態のことを言います。依存症に関しては、厚生労働省や消費者庁などが警告を発するほど、深刻な問題として扱われています。
ギャンブル依存症は精神疾患です
依存症一般に言えることですが、ギャンブル依存症は一種の精神疾患です。依存しやすい人の傾向はあるかもしれませんが、うつ病と同じように基本的には個人の性格と関係がありません。
「自分はダメな人間だ」「人生にはいいことがない」と暗い気持ちをもってしまうと、うつ病を発症し、さらに依存症が強まる可能性もあります。ギャンブル依存症を治すためには、これは病気なのだと受け止めて、前向きに対応する必要があります。
あなたは依存症ですか?
政府がまとめた資料によれば、次のような傾向があるとギャンブルに陥っている可能性があるようです。どのくらい自分にあてはまっているか、見てみましょう。少しでもあてはまったら、注意が必要です。
- 興奮を得るために、使用金額を増やしてギャンブル等をする。
- ギャンブル等をするのを中断したり、中止したりすると落ち着かなくなる、またはイライラする。
- ギャンブル等をすることを制限しよう、減らそう、またはやめようとしたが成功しなかったことがある。
- しばしばギャンブル等に心を奪われている。
- 苦痛の気分の時にギャンブル等をすることが多い。
- ギャンブル等の負けを取り戻そうとして別の日にギャンブル等をすることがある。
- ギャンブル等へののめり込みを隠すために嘘をつく。
- ギャンブル等によって大切な人間関係、仕事、教育、または職業上の機会を危険にさらしたり、失ってしまったりしたことがある。
- ギャンブル等によって引き起こした絶望的な経済状態から免れるために、他人にお金を出してくれるよう頼んだことがある。
離婚・借金・暴力~ギャンブル依存症の弊害~
上でも言いましたが、依存症が悪いのは、大切な人や物よりも依存しているものを優先してしまうことです。最初はその傾向が弱くても、依存症が深まるにしたがって妻や子供のことを無視してギャンブルをしたり、ギャンブルを止めさせようとする人に対し暴力を振るったり、お金を盗んだり、悪いことをするようになることもあります。
ギャンブル依存に夫や妻がなると、最初は更生させようと努力するのですが、やがて諦めて離婚するというケースも少なくありません。一言で言うと、地獄に近い目を見ることも、見させることもあるようです。家族に地獄を見させるということは、避けなければなりません。
ギャンブル依存症の理由と脱出方法
ギャンブル依存症から逃れる最もよい方法は、専門家や専門の団体に相談することです。病気であることを思えば、自分一人で治すことは難しいでしょう。
また、もし大切な人にギャンブル依存症を直してほしいという場合は、否定ばかりするのではなく依存症について理解し、辛抱強く「とめ続ける」ことが重要になります。依存症は周りの人を巻き込んでしまう病気ですので、ならないように注意することが重要です。
なぜギャンブル依存症になるのか~依存症の注意点~
ここで簡単に、ギャンブル依存症にならないように注意点について見ていきましょう。
依存症は若い人ほど注意!
ギャンブルには年齢制限があります。種類によって異なりますが、簡単に言うと成人になってからです。ではなぜこのような年齢制限があるのでしょうか。
それは、若い人ほどギャンブル依存症になりやすいからです。ギャンブルには、勉強や労働をしなくても大金を稼ぐことができるという性質があります。若い時に依存症になってしまうと、貴重な時間をギャンブルに費やしてしまい、せっかくの人生を棒に振ってしまうことにもなりかねません。
嘘つきは依存症のはじまり?!
一度ギャンブルに「のめり込み」、やめさせようとする周りに嘘をついたり、お金を盗んだりするようになると、一人で治すのが困難なほどギャンブル依存症になっている可能性があります。このような状態になったら、同じような悩みをもっている人同士で集まり、主体的に回復に取り組まないと、依存症を治すのが難しくなります。
依存症はドーパミンが原因?!
アルコールや薬物など口に入れるものと異なり、ギャンブル依存症の原因ははっきりわかっているわけではありません。しかし、ある程度同じことが言えると考えられています。一般に依存症は、脳の報酬系という神経系の影響でなると考えられています。
この報酬系は、ある行為によって欲求が満たされると、ドーパミンが放出され、快感を与えると言われています。しかし、その快感が一時的なものであったり、思ったほどではなかったりとさらに繰り返し快感を求めるようになってしまうのです。なので、若い時にビギナーズラックなどで、一度に強い刺激を受けてしまうとその後依存症になってしまいやすくなるようです。
ギャンブル依存症からの脱出方法~依存症解決の重要性~
いくら借金を毎月返していても、ギャンブル依存症が治らないうちはさらに借金が増えてしまうということになりかねません。そのためまずは、ギャンブル依存症を治療しなければなりません。これまでにも簡単に触れましたが、ギャンブル依存症を治すためには病気だということを理解し、主体的に取り組む必要があります。周りもそのような意識で支えてあげることが必要です。
ここで注意しなければならないのは、借金があった場合、精神的なケアをしつつも安易に周りが肩代わりしてあげないということです。その時は恨まれても、本人に責任を取らせることで立ち直る機会を与える可能性もあります。ただし、一番よい方法は専門家と相談しながら治療を行うことです。ただ本人を責めるだけだと、自分はダメな人間だと思い、うつ病になってしまう可能性もあります。まずは専門家に相談し、周りも共に学んでいくという姿勢が大切です。
ギャンブル依存による借金が返せなくなってしまったら?
いくら借金を毎月返していても、ギャンブル依存症であるうちは借金が増えてしまう一方です。そのため、まずはギャンブル依存症を治すことが借金問題解消の第一歩であり、根本的な解決です。
しかし、借金がもし手に負えないほど膨らんでしまっていた場合はどうするべきでしょうか。その場合は、本人に債務整理をさせることです。そのためにはまず、専門の弁護士に相談することからはじめましょう。次に、債務整理について見ていきます。
債務整理のメリット
債務整理とは、金融機関などと交渉をして借金を減額してもらったり、金利を減らしたりする手続きのことを言います。債務整理のメリットについて、簡単に見ていきましょう。
借金そのものを減らせる
債務整理には、必ずブラックリストに登録されてしまうというデメリットがありますが、借金そのものを減らせるというメリットがあります。このメリットは、債務整理だけがもっているメリットです。
苦しみから早く逃れることができる
弁護士に依頼し債務整理を本当に行っていることが客観的に明らかになれば、取り立てから逃れて平和な日常を早く取り戻すこともできます。弁護士がついていると、専門家がついているということで、周りも安心した目で見てくれる機会が多くなります。
ギャンブルで借金してしまったら弁護士へ相談を
ギャンブル依存症とは、ギャンブルをやめたくてもやめられないという一種の精神疾患のことを言います。ギャンブル依存症が悪いのは、周りのもっと大切な人との人間関係やお金の問題よりも、ギャンブルの方を優先してしまうことです。さらに依存症が強まると、離婚や借金、暴力に加え、うつ病などにも発展してしまいます。
また、いくらお金を返していても、ギャンブル依存症である間は借金問題を解決することは困難です。そのためまずは、このギャンブル依存症を治すことが先決です。借金の問題を同時に解決したい場合は、専門の弁護士に依頼し、債務整理をしてもらうことをおすすめします。
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