2020/2/25 397view

交通事故の弁護士の選び方~正当な慰謝料を獲得する弁護士選びのコツ

この記事で分かること
  1. 交通事故に強い弁護士は、交通事故に関する知識と実績があり、わかりやすい説明ができる弁護士。
  2. 弁護士を選ぶ理由としては、①交渉格差を埋める、②慰謝料額を増額できる、③適切な後遺障害等級の獲得、④過失割合で有利になれる、などがある。
  3. 弁護士に依頼するメリットとしては、①手続きを任せられる、②治療に専念できる、③適切な時期に裁判、和解などができる、④最終的な賠償額があがる、などがある。
  4. 弁護士費用特約を利用すれば、費用0円で弁護士に依頼できる。

交通事故に強い弁護士は交通事故トラブルに関する知識と実績があり、わかりやすい説明ができます。保険会社とのやりとりでは、交渉格差が生まれたり、適切な慰謝料・後遺障害慰謝料を獲得できない可能性があるため、できる弁護士を選ぶべきです。弁護士に依頼することには、賠償額をあげることができる、手続き負担がない、治療に専念できるなどのメリットがあります。弁護士費用特約があれば0円になるため費用の心配も無用です。

交通事故に強い弁護士の選び方

交通事故被害に遭ったら、弁護士に相談すべきか迷ってしまいます。もし相談するのではれば、交通事故に強い弁護士に相談することが大切です。まずは、交通事故に強い弁護士の選び方をご説明します。

交通事故事件の実績があることを確認

交通事故に強い弁護士を選びたいなら、まずは実績をしっかりと確認することが大切です。交通事故関連の実績がない場合、交通事故処理に慣れていないため、迅速かつ効率的に交渉を進めることができません。

しかし、実績がある弁護士を探すのが大変ですよね。実績がある弁護士や法律事務所には、以下のような特徴があります。

  • ホームページでこれまでの実績を公開している
  • 交通事故のコラムにも力を入れている
  • 交通事故の本の執筆、メディア出演歴、講演歴などがある

ホームページでこれまでの実績を公開している

まずは、「交通事故、東京(お住まいの場所)、弁護士」などで弁護士を検索してみましょう。多くの法律事務所が出てきますが、いくつかホームページをご覧になってみて下さい。実際に取り扱った交通事故案件についての実績が多数確認することができます。これがない場合は、交通事故に関してあまり力を入れていないということです。

交通事故のコラムにも力を入れている

次に、交通事故に関連するコラムがあるかどうかです。最近の法律事務所は、インターネット検索からの相談にも力を入れています。そのため、被害者がわかりやすいように交通事故に関するコラムを多数用意しています。コラムが多く掲載されている事務所は、実績も多い可能性が高いといえます。

交通事故の本の執筆、メディア出演歴、講演歴などがある

最後に、本やメデイア、講演歴などがあるかどうかです。ホームページのお知らせなどで、所属弁護士に関する情報が書かれていると思います。交通事故に関する深い知識を持っている場合は、本を執筆したり、メディアに出演していたり、講演などを行っていることがあります。

弁護士には得意分野があるのが現状

「弁護士ならどんな案件でも大体できるんじゃないの?」

このようなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし、実際のところ弁護士には専門があるのが一般的です。離婚などの家族法関連を専門にしている事務所でも、交通事故を扱えないことはありませんが、専門的に交通事故を請け負っている事務所に比べると大きな差が生まれます。

交通事故事件を取り扱うには、任意保険に関する知識や後遺障害に関する医学・法律の知識、保険会社とのやりとりにおける交渉術など、知識と経験の両方が必要になってくるためです。任意保険会社の担当者も、このような弁護士とやりあわなければいけないため、何年もかけて一人前になることも多いそうです。それだけ、交通事故は専門性が高い分野ともいえます。

そのため、交通事故に強い弁護士になるためには、

  1. 交通事故トラブルに関する知識とノウハウ
  2. 保険会社との交渉術
  3. 最新判例を常に勉強する努力

などが必要となるのです。

以上から、交通事故を専門分野とする弁護士・法律事務所を選ぶべきです。

わかりやすい説明も大事

交通事故に関する難しい用語をたくさん並べられると、素人目に見ると「すごい実績と知識がある弁護士だ」と思いがちです。しかし、実際は専門用語をあまり使わず、誰にもわかりやすい言葉で説明できる弁護士が、できる弁護士といえます。

専門用語は相談者にはわからないからといって、それを利用して曖昧な知識のまま話してしまう弁護士もまれに存在します。そのため、専門用語がわからなければどのような意味なのかしっかり聞いて下さい。

弁護士がきちんとわかりやすく的確に説明できなければ、普段から交通事故の依頼者と対話していない証拠です。交通事故トラブルに精通していれば、わかりやすい言葉で説明ができます。

このように、適切な説明で依頼者とコミュニケーションを取れるかどうかも大切です。

ワンポイントアドバイス
交通事故だけでなくすべての分野にいえることですが、必ず一度弁護士に会ってから依頼するかどうかを決めましょう。最近では、メールや電話だけで相談して決めることもできる場合があるようですが、会って肌感覚で信頼できるか確かめることも大事です。

しっかり話を聞いてくれるか、こまめに連絡が取れそうか、相性は悪くないかなど、最終的にはご自身の目で見て判断して下さい。

交通事故を相談する弁護士を「選ぶ」べき理由

交通事故に強い弁護士に依頼したいなら、実際に足を運んで信頼できる弁護士かどうかを確かめるべきです。多少の時間がかかるかもしれませんが、被害者自身が相手を「選ぶ」ことは大切です。その理由4つをご説明します。

任意保険会社との交渉格差をなくすことができる

被害者に過失がない場合、ご自身が加入する保険会社は当該交通事故に関与してくれることはありません。この場合、被害者自身が相手方の任意保険会社の担当者と交渉をしなければいけません。

任意保険会社の担当者は何度も交通事故の交渉をまとめ上げたプロです。そのため、被害者との交渉格差が必ず生じます。対被害者となると、圧倒的に保険会社有利なのです。これに対し、交通事故に強い弁護士に依頼すればこの交渉格差を埋めることができ、場合によっては被害者に有利に展開させることも可能です。

慰謝料額が増額できる

「思ったよりも慰謝料額が少ない」と感じる被害者は少なくありません。このとき、慰謝料額を増額させる一番早い方法は弁護士に依頼することです。慰謝料を算出する際、自賠責基準、任意保険会社基準、弁護士基準の3つの基準を利用しますが、任意保険会社の提示額は任意保険会社基準に基づいています。

これを弁護士基準で算出するだけで慰謝料を大幅に増額することができるのです。弁護士基準で算定することで1.5-2倍の慰謝料になることが期待できます。交通事故に強い弁護士に相談すれば、ベースとなる基準以外でも、交渉次第でさらなる慰謝料額の増額が期待できるのです。

後遺障害認定で適切な等級を獲得できる

交通事故で怪我を負った場合、完治するのが理想的です。しかし、実際上は後遺症が残ってしまうこともあるのです。交通事故で後遺症が残ってしまった場合、入通院慰謝料とは別に後遺障害慰謝料を請求することができます。しかし、後遺障害慰謝料は必ず受け取れるわけではなく、後遺障害認定の等級を獲得しなければいけません。

後遺障害認定の手続きは、被害者1人でも行うことが可能ですが、複雑な手続きかつ医学・法律の知識が必須であるため、実際の障害の度合いよりも低い結果が認定されてしまうことがあります。交通事故に強い弁護士に依頼すれば、適切な等級を獲得できる可能性も高くなります。

過失割合で不利にならない

交通事故の賠償金に影響する要素として重要なものの1つに過失割合があります。過失割合とは、当該交通事故に対する当事者の責任の割合を指す法律用語です。簡単にいうと、実際のAB間の自動車事故に対して、A7割:B3割の責任があるというイメージです。損害賠償額では、全体の損害が500万だとしたら、350万円(70%)をAがBに支払わなければいけません。

過失割合は、警察が判断するのではなく、任意保険会社が提示してくる過失割合をもとに交渉を行います。被害者が過失割合に関して詳しくないことを逆手に取り、実際は被害者に過失がないのにもかかわらず、被害者にも前方不注意があったとして1割の過失を主張してくるケースもあります。交通事故に強い弁護士に依頼すれば、過失割合についても知識も豊富であるため、交渉で不利になることはありません。適切な過失割合で賠償請求をすることができます。

ワンポイントアドバイス
交通事故に強い弁護士を選ぶことを非常に重要です。特に、後遺症が残ってしまうような事故の場合、対応を間違えれば賠償額が数百万円も変わってくることもあります。最近では初回無料相談も多く安心して弁護士を選べるので、初回相談に複数行って頼れる弁護士を決めるのも良い方法だといえるでしょう。

交通事故に強い弁護士を選ぶメリット

軽い事故であっても、交通事故に強い弁護士に相談するメリットはあるのでしょうか? 交通事故を弁護士に相談するメリット5つをご説明します。

手続きなど全て任せられる

任意保険会社とのやりとりが想像以上に大変だと思う被害者は少なくありません。交通事故の知識やノウハウもないのに、ご自身で交渉や手続きなどを全て行わなければいけないからです。

弁護士に依頼すれば、このような面倒な手続きを全て任せることができます。他人に任せるのは不安ですが、交通事故のプロであれば安心して任せることができます。任意保険会社の担当者を信頼しているという方もいらっしゃるかもしれませんが、相手方の任意保険会社の担当者は味方ではありません。

被害者には親切に接してくれますが、賠償額を抑える方法は常に考えています。そのため被害者の完全な見方となれる弁護士が必要です。

無用なストレスを抱えず、治療に専念できる

交通事故被害に遭い、怪我をすると思うように日常が送れず、ストレスが溜まりがちです。身体の不自由だけでなく、日々の生活や仕事まで制限されてしまうことがあるからです。

このような状況の中で、示談交渉を進めていくのは非常に大変です。弁護士に依頼すれば、示談交渉にかかわる無用なストレスを負担せずに済むため、治療に専念できるでしょう。

治療に専念すれば完治までの期間も短縮できます。ストレスを軽減できるというのも、弁護士に依頼するメリットの1つです。

適切な時期に裁判を起こし、賠償金の受け取りが早くなる

任意保険会社との示談交渉で折り合いがつかない場合、最終的には裁判を起こす必要があります。示談交渉が難航すると、無用に時間がかかり、損害賠償金を受け取れる時期がどんどん遅れてしまうからです。そのため、適切なタイミングで裁判を起こすことは大切です。

交渉段階から弁護士に依頼していれば、円滑に裁判に移行できるだけでなく、損害賠償金を受け取る時期も早くなります。交通事故に強い弁護士なら、適切なタイミングで裁判を起こし、被害者に有利に訴訟を進めることができるのです。

和解交渉のタイミングも図れる

交通事故で訴訟を起こしたら、必ず判決で事件が終了するとは限りません。当事者間の和解によって紛争を終了させることもあるのです。

万が一敗訴の可能性が出てきた場合は、時期を見計って和解交渉に入ることも大切です。和解した方が被害者にとって損のない結果に帰結するケースも少なくないためです。被害者が損をするリスクを極力控え、和解交渉を進めることができることも、交通事故に強い弁護士に依頼するメリットといえるでしょう。

最終的な賠償額が上がる

被害者が受け取れる損害賠償金は、入通院慰謝料だけではありません。治療費はもちろん、病院に通うための交通費、会社を休まなければいけなくなった場合の休業損害や車の修理費、後遺症が残ってしまった場合の後遺障害慰謝料、逸失利益などさまざまな項目があります。

損害賠償金の増額を検討する際は、これら全ての項目をまとめていくらになるのかを考える必要があります。弁護士に依頼すれば、先にご説明した弁護士基準での算定が可能であるため、入院通院慰謝料だけでなく後遺障害慰謝料も増額できます。

また任意保険会社も交渉相手が弁護士だと折れることも多いのが実情です。裁判になって敗訴すると、裁判費用まで負担しなければいけなくなってしまうため、リスクを回避する必要があるからです。

ワンポイントアドバイス
軽い事故の場合、相談するか迷ってしまうことも多いですが、できるだけ早い段階で相談するべきです。その方が多くのメリットを受け取ることができます。遅くとも、医師に症状固定と診断されたら弁護士に相談するべきです。

というのもその後に、後遺障害慰謝料請求の手続きに入らなければいけないためです。できるだけ早い段階で相談しましょう。

弁護士費用0円で交通事故に強い弁護士を選ぶ方法

軽い事故の場合、弁護士に相談すると余計に費用がかかるから控えようと考える方も多いでしょう。しかし、実際は0円で弁護士に依頼できることもあるのです。ここでは、弁護士費用特約についてご説明します。

弁護士費用特約があれば300万円まで費用負担0

皆さんは、弁護士費用特約というものをご存知でしょうか?

弁護士費用特約は、自動車保険などのオプションとして付帯しているもので、交通事故に関してかかる弁護士費用をカバーしてくれるものです。弁護士に相談するのは費用が心配という方のご要望に対応するためにできた保険ともいえます。

この保険を利用すれば、法律相談にかかる費用が1事故1人につき10万円まで保障されます。また、弁護士に依頼した場合にかかる費用である、着手金、報酬金、実費などの合計が300万円以内ならすべて保障で賄うことができるのです。

多くの弁護士費用は、300万円以内で収まりますので、費用が0円ということも十分にあり得ます。費用の負担がないため、安心して弁護士に相談できますよ。

自分で弁護士を選べる

自動車保険に付帯したオプション契約なら「保険会社が契約している弁護士から選ばなければならないのでは?」と思っている方も多いでしょう。

実際のところ、ご自身で弁護士を選ぶことが可能です。保険会社が選ぶ弁護士は、被害者のために真剣に動いてくれるか不安という場合もありますが、ご自身で選べるならそのような不安はなくなります。ご自身で相談に行き、信頼できる弁護士を目で見て選ぶことができるからです。

初回相談の際に、弁護士費用特約を利用したいことを法律事務所または担当弁護士に伝えれば、どれくらいの費用がかかりそうかなども一緒に説明してくれます。事前に保険会社に連絡して、弁護士費用特約に加入しているかを確認しておくだけで大丈夫です。

弁護士費用特約を利用しても、等級が下がることはない

弁護士費用特約を利用する際、心配になることといえば、保険の等級ではないでしょうか。

保険を利用すると、翌年から保険の等級が下がってしまうことを懸念されている方は多いと思います。しかし、弁護士費用特約を利用しても、保険の等級に影響することはないため来年の保険料を心配する必要はありません。

保険の等級が下がってしまうのは、人身・物損事故で保険を利用した場合や車両保険を利用した場合等に限られています。費用負担0で、投球にも影響しないなら、使わないのは損です。ぜひお手持ちの保険証書で弁護士費用特約が含まれているかを確認してみてください。

ワンポイントアドバイス
弁護士特約を使用する場合は、初回相談で弁護士特約を使いたいことを話しましょう。先に話しておくことで、実際にどのくらいの費用がかかるのかなども聞くことができ、費用の心配をせずに済みます。安心して依頼できるのが一番大切なことです。

交通事故の損害賠償・慰謝料請求は弁護士に相談を

交通事故に巻き込まれ、人身事故となった場合は、相手方に対し正当な損害賠償額を請求すべきです。そして正当な損害賠償額を受け取るには、交通事故に強い弁護士に依頼するのが一番の近道といえるでしょう。

交通事故トラブルは、相談するならできるだけ早い段階で相談することが大切です。早く相談すれば、その分弁護士依頼のメリットを多く活用できます。また示談交渉も早く進むため、賠償金を受け取れる時期が早めることができるでしょう。

交通事故に巻き込まれたら弁護士に相談を
無料相談を活用し、十分な慰謝料獲得を
保険会社が提示した慰謝料・過失割合に納得が行かない
保険会社が治療打ち切りを通告してきた
適正な後遺障害認定を受けたい
交通事故の加害者が許せない
上記に当てはまるなら弁護士に相談